回りバルコニーとは?マンションの角部屋を特徴づける魅力

良い家をつくりたい。
「回りバルコニー」について教えてください。

建築とインテリア研究家
回りバルコニーとは、マンションの角住戸で、住戸を取り囲むように配されたバルコニーのことを指します。

良い家をつくりたい。
つまり、角の部屋にあるバルコニーということですか?

建築とインテリア研究家
その通りです。角の部屋で、住戸の両側および奥側を囲むような形に配置されています。
回りバルコニーとは。
住宅の構造やインテリア用語における「回り廊下」とは、マンションの外側にあたる「妻面住戸」や「角部屋」において、住居をぐるりと囲むように配置されたバルコニーのことです。
回りバルコニーの定義と特徴

回りバルコニーとは、マンションの角部屋によく見られる構造で、建物の一辺もしくは二辺に沿って連続したバルコニースペースのことです。このバルコニーは、通常、建物外周の角の部分から湾曲しており、隣接する壁面が弧を描きます。
回りバルコニーの特徴は、その広さと開放感にあります。従来のバルコニーよりも面積が広く、複数の人が同時に使用したり、屋外の家具を置いたりできます。また、角を回り込むような配置のため、二面または三面から採光や通風が得られ、開放的で明るい空間となります。
回りバルコニーのメリット

回りバルコニーのメリット
回りバルコニーはマンションの角部屋に設けられた開放的な空間で、その魅力は計り知れません。まず特筆すべきは、眺望の良さでしょう。2面以上の窓から光が差し込み、部屋全体を明るく照らしてくれます。また、バルコニーが周囲を囲んでいるため、周囲の景色をパノラマのように楽しむことができます。
さらに、通気性に優れているのも回りバルコニーの特徴です。複数の窓を開けることで風が通り抜け、室内を爽やかに保ちます。夏場にはエアコンの使用を減らしたり、洗濯物を効率的に乾かしたりすることも可能です。
回りバルコニーのデメリット

回りバルコニーのデメリットとして挙げられるのは、主にプライバシー性の低さとコスト面です。回りバルコニーは周囲に隣接しているため、他の部屋から丸見えになりやすく、プライバシーが保ちにくい場合があります。また、通常のバルコニーよりも面積が広く、構造が複雑になるため、建設コストが高くなる傾向があります。さらに、角部屋は一般的な部屋よりも風当たりが強いため、バルコニーの囲いが破損したり、物が飛ばされる可能性もあります。
回りバルコニーを採用しているマンションの探し方

回りバルコニーを採用しているマンションを探すには、いくつかの方法があります。 間取り図や間取り検索サイトなどで「回りバルコニー」というキーワードを入力して検索してみましょう。不動産会社に相談することもできます。また、新築マンションの公式サイトや資料を取り寄せて、バルコニーの形状を確認することもできます。中古マンションの場合は、内覧時に実際にバルコニーを確認できるため、その際に回りバルコニーかどうかを確認しましょう。
回りバルコニーのあるマンションの活かし方

回りバルコニーのあるマンションの最大の魅力は、その開放感と採光性の良さです。建物の角に位置しているため、二方向、場合によっては三方向にバルコニーが広がり、周囲を遮るものが少ないのが特徴です。自然光がふんだんに取り込まれ、開放感に浸りながら部屋で過ごせます。また、角部屋であることから、プライバシー性も確保されています。