建築における『見付け』とは?

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建築における『見付け』とは?

良い家をつくりたい。

家とインテリアの用語『見付け』について教えてください

建築とインテリア研究家

『見付け』とは、正面から眺めたときの前面のことですね。建築部材や造園などで使われる用語です

良い家をつくりたい。

『みこみ』や『みえがかり』との違いは何ですか?

建築とインテリア研究家

『みこみ』は見付けの奥行で見える部分、『みえがかり』は斜めや下から見える部分です。『みえがかり』は『見付け』の同義語ですが、正面から全てが見える『見付け』とは区別されます

見付けとは。

「見付け:建築物や家具などの前面を正面から眺めた部分のことです。幅の寸法も指します。見付け部分とも呼ばれます。見付けの奥にある見える部分は「見込み」です。同じ意味の言葉に「見え掛かり」がありますが、見付けは正面からすべて見えるのに対し、見え掛かりは斜めや下から見える部分です。見付けの反対は「見返し」で、正面から見た裏側またはよく見える側ではない部分です。無垢の木柱を使う場合は、節やアテのない一番よい面の見付けを「大面」と呼びます。」

正面から眺めたときの前面のこと

正面から眺めたときの前面のこと

正面から眺めたときの前面のこととは、建物の外観で正面から見えた部分のことです。つまり、建物の「顔」ともいえる部分です。窓やドア、装飾などの要素がバランスよく配置され、建物の印象を大きく左右します。また、この正面から眺めたときの前面を「ファサード(facade)」と呼ぶこともあります。

正面から見た幅の寸法

正面から見た幅の寸法

建築における「見付け」とは、正面から見たときの構成要素の幅の寸法を指します。柱や梁などの構造材だけでなく、窓やドアなどの開口部も含まれます。見付けが均一で整っていると、建物に安定感や調和が生まれます。逆に、見付けが不揃いだと、建物に統一感がなく、落ち着かない印象を与えてしまいます。

奥行で見える部分は『見込み』

奥行で見える部分は『見込み』

建築における「見付け」とは、物体の端部や隅角が、相対する面や空間に対してどのように見えるかを指します。この「見付け」によって、建物の印象や空間の広がり方が大きく左右されます。

見込み」とは、奥行のある物体の場合、正面から見て奥行き方向に見える部分のことです。例えば、柱や壁の端部など、正面から見ると奥行き方向に面が広がっているように見える部分です。「見込み」の大きさや形状によって、建物の厚みが強調されたり、逆に隠されたりします。

「見付け」における「見込み」は、「面を構成する要素に奧行があるもの」に見えるように見せる手法のひとつです。建物に奥行き感を与えたり、空間のメリハリを強調したりする効果があります。

同義語は『見え掛かり』

同義語は『見え掛かり』

建築用語で「見付け」とは、ある建材や要素が、別の建材や要素に対して、どのように見えるか、あるいは現れるかを示す概念です。建材の形状、寸法、配置、表面処理などが、見付けの印象に影響を与えます。例えば、窓の枠の見付けは、窓の全体的なデザインとファサードの美観に影響します。

「見付け」の同義語として「見え掛かり」があります。これは、ある対象が、他の対象に対してどのような印象を与えるか、あるいはどのように認識されるかを表す言葉です。建築においては、見付けと見え掛かりはほぼ同じ意味で使用されます。

『見返し』は『見付け』の反対

『見返し』は『見付け』の反対

『見返し』は『見付け』の反対を表します。建築において、「見付け」とは、柱や梁などの部材が接合されたときの、部材の表面から接合部までの距離のことを指します。一方、「見返し」とは、部材の表面から、その内部にある構造体の表面までの距離のことを指します。つまり、見付けは部材表面の形状を強調し、見返しは部材内部の構造を強調する役割を果たします。

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