家とインテリアの用語『PL法/製造物責任法』とは?

良い家をつくりたい。
先生、PL法/製造物責任法について教えてください。

建築とインテリア研究家
PL法は、製品の欠陥による損害に対して、製造者に対する消費者の賠償請求権を認める法律です。

良い家をつくりたい。
消費者が直接製造者に請求できるということですか?

建築とインテリア研究家
その通りです。PL法により、消費者保護が強化され、製造者は自社の製品の安全確保に責任を持つようになりました。
PL法/製造物責任法とは
「住宅やインテリア業界で『PL法』と呼ばれる法律は、正式には『製造物責任法』です。PL法では、製品に欠陥があって人の命、身体、財産に被害が発生したとき、製造業者が賠償責任を負います。この法律により、消費者は被害が発生した場合に製造業者に直接賠償を求めることができます。」
PL法/製造物責任法の概要と目的

PL法(製造物責任法)は、製品に欠陥があり、それが原因で被害が発生した場合に、製造者や輸入者が損害賠償責任を負うことを定めた法律です。この法律の主な目的は、製品の安全性を確保し、消費者保護を図ることです。ここでいう「製品の欠陥」とは、その製品が通常、合理的に期待される安全性を欠いている状態を指します。
PL法/製造物責任法の歴史と改正

PL法(製造物責任法)の歴史を辿ると、1961年にアメリカで制定された「製造物責任統一法」に端を発します。この法律は、製造された製品が欠陥によって消費者に危害を与えた場合、製造者に無過失責任を負わせた画期的なものでした。
その後、PL法は多くの国で採用され、日本でも1995年に「製造物責任法」として制定されました。この法律は、製造物が欠陥によって被害を及ぼした場合、製造者に原則として無過失責任が課されることを定めています。ただし、製造者が免責される場合として、欠陥のない製品の使用、被害者の過失、製品の変更などが挙げられています。
その後、PL法は2006年に改正され、製品の欠陥の認定基準が厳格化されました。また、製造者の責任期間が製造後10年から5年に短縮され、被害者が求償できる範囲も限定されるなど、製造者の負担が軽減されました。
PL法/製造物責任法の適用範囲

PL法(製造物責任法)の適用範囲は非常に広範囲に及び、家やインテリアに関する製品も含まれます。具体的には、建材、家具、家電製品、照明器具、装飾品などが該当します。これらの製品に欠陥があり、その結果として消費者または使用者に被害が生じた場合、製造者または販売者は責任を負う可能性があります。
PL法/製造物責任法の賠償責任

PL法では、欠陥のある製品が原因で被害が発生した場合、製造者や販売者などに厳格な賠償責任が課されます。これは、被害者が過失の有無に関係なく、損害賠償を請求できることを意味します。この責任は、製品が製造された時点から10年間、原則として無過失責任が適用されます。つまり、製造者などが過失の有無に関わらず、損害賠償を支払う必要があるのです。
消費者にとってのPL法/製造物責任法のメリット

製造物責任法(PL法)は、消費者にとって重要な法的保護を提供します。この法律が施行されていると、消費者は、欠陥のある製品によって怪我をした場合、製造業者または販売業者に補償を求めることができます。これにより、消費者は安全でない製品が市場に出回らないようにするために必要な責任を製造業者と販売業者が負うことが保証されます。さらに、PL法は、欠陥のある製品によって怪我を負った消費者に補償を提供し、彼らの財務負担を軽減するのに役立ちます。