上吊り(上吊り(3方枠)仕様)ってなに?

良い家をつくりたい。
先生、上吊り(3方枠)仕様について教えてくれませんか?

建築とインテリア研究家
上吊り(3方枠)仕様とは、鴨居と左右の縦枠にのみ枠を取り付け、戸車を鴨居に吊るして戸を支える方法です

良い家をつくりたい。
メリットはありますか?

建築とインテリア研究家
敷居が不要になり、床材の連続性やバリアフリーの空間が実現できます。また、清掃性も向上します
上吊りとは。
「上吊り」とは、引き戸や折れ戸を設置する際に、鴨居と両側の柱の3方に枠を取り付け、鴨居から吊り下げた戸車で戸を支える方式です。敷居のレールが不要となり、戸で仕切った部屋の床が一面につながり、広々と見えたり、段差がないバリアフリーな空間を実現したりできます。さらに、床の敷居がなくなることで清掃性も向上します。
ただし、一般的な4方枠仕様の戸に比べて施工費が高くなる傾向にあります。また、収納スペースに上吊り式の折れ戸を使用すると、戸を左右に開けた際の背面が使いにくくなり、デッドスペースが発生するデメリットもあります。
上吊り(上吊り(3方枠)仕様)とは?

上吊りとは、建築において天井や梁から物を吊り下げる方法のことです。上吊り(上吊り(3方枠)仕様)とは、この上吊りの一種で、3方向を枠で囲まれた構造になっています。この枠は、吊り下げられた物体が揺れたり、はずれたりしないようにするためのものです。
上吊り(上吊り(3方枠)仕様)のメリット

上吊り(3方枠)仕様には、その構造ならではのメリットがいくつもあります。まず、吊り天井を設置することで、空調や照明などの設備を天井裏に隠蔽することができます。これにより、空調効率の向上や、開放感のある空間の創出につながります。また、天井高さを調整しやすいという利点があります。吊り天井を下げることで天井高が低くなり、落ち着いた雰囲気を作り出すことができます。逆に、吊り天井を高くすることで、より開放感ある空間を生み出すことも可能です。さらに、上吊り(3方枠)仕様は、後から配線や設備の追加・変更がしやすいというメリットがあります。天井裏にアクセスしやすいため、メンテナンスや更新作業が容易に行えます。
上吊り(上吊り(3方枠)仕様)のデメリット

上吊り(3方枠)仕様のデメリットとは、このタイプの吊り下げシステムに固有の問題点を指します。この仕様では、吊り下げ金具がドアの3辺にのみ取り付けられ、上部には取り付けられません。そのため、ドアパネルが内側に湾曲またはねじれる可能性があります。このねじれは、ドアの開閉が困難になり、時間の経過とともにドアの損傷につながる可能性があります。さらに、上吊り(3方枠)仕様ではドアの重量が金具に集中するため、金具の故障リスクが高まります。
上吊り(上吊り(3方枠)仕様)の施工費

上吊り(上吊り(3方枠)仕様)の施工費についてご説明いたします。上吊り(上吊り(3方枠)仕様)は、天井から吊り下げるタイプのシェードです。一般的な施工費は、1mあたり8,000円~12,000円程度となります。ただし、施工する場所の状況やシェードの大きさ、使用する生地の種類などによって、費用は変動いたします。また、電動タイプの上吊りシェードの場合、さらなる追加費用が必要になります。正確な施工費を知りたい場合は、専門業者にお問い合わせいただくことをおすすめいたします。
上吊り(上吊り(3方枠)仕様)の用途

上吊り(3方枠)仕様の用途は多岐にわたっており、さまざまなシーンで活躍しています。
オフィスや商業施設では、書類や掲示物を壁に吊り下げて空間を有効活用する際によく使用されます。病院や介護施設では、点滴バッグを吊り下げるなどの医療器具の設置に使われます。また、家庭でも、写真や絵画を壁に飾ったり、植物を吊るしたりと、インテリアの装飾アイテムとして活用できます。さらに、工場や倉庫では、工具や部品を吊り下げることで作業効率を高めたり、倉庫のスペースを有効活用したりするのに役立ちます。