間ってなに?家のインテリア用語を解説

良い家をつくりたい。
先生、『間(ま)』という用語について教えてください。

建築とインテリア研究家
はい。『間』というのは、畳の長辺の長さを指す用語です。

良い家をつくりたい。
なるほど、畳の長辺の長さなんですね。では、『1間の押入れ』とはどういう意味ですか?

建築とインテリア研究家
『1間の押入れ』とは、畳の長辺の幅がある押入れのことです。
間とは。
日本の建築やインテリアにおける「間(ま)」とは、もともと畳の長辺の長さを指す単位でした。したがって、「1間(いっけん)」の押入れとは、畳の長辺と同じ幅を持つ押入れを意味します。
間とは?

「間とは」というインテリア用語をご存じでしょうか。建築では「空間的な距離感」を指しますが、インテリアではより広義の意味を持ちます。ある空間に余白を持たせ、ゆとりを感じさせることをいいます。具体的には、家具を並べる際の配置、壁と家具の距離、採光などから構成されます。「間」がとれた空間は、居心地がよく、心も落ち着きます。さらに、調和や美しさを表現することにもつながります。
畳の長辺の長さを「1間」と呼ぶ

「間」とは、日本の建築において伝統的に使用されてきた長さの単位です。畳の長い辺の長さは「1間」と呼ばれ、約1.82メートルです。この単位は、柱や襖の配置などの家の寸法を決める際に使用されてきました。現代では、畳の長さを基準に間隔を定めることが一般的ですが、一部の伝統的な建造物では、柱間の距離や部屋の広さを間で表すこともあります。
和室で広く使われる間

和室で広く使われる「間」は、その独特の空間構成を特徴づける重要な要素です。和室において「間」とは、部屋の各要素(柱、壁、床の間、障子など)の配置や関係性を指します。
「間」は、視覚的な広がりや開放感、心地よい空間を生み出すために細心の注意を払って設計されています。たとえば、「床の間」は、部屋の奥まった部分に位置し、掛け軸や置物を飾るスペースです。この「間」は、部屋に奥行きと静寂な雰囲気を与えます。同様に、「障子」は、自然光を取り込みながらプライバシーを確保する透明な扉です。その「間」は、部屋に柔らかさと温かみを加えます。
また、「間」は、部屋の用途や雰囲気にも影響を与えます。茶室のような伝統的な和室では、「間」は静寂と瞑想を促進するように設計されています。一方、現代的な和室では、「間」はより開放的で社交的な空間を生み出すために使用されることがあります。
インテリアデザインにおける間の活用

インテリアデザインにおける間の活用
インテリアデザインにおいて、「間」とは、空間における要素の配置や関係性を指す重要なコンセプトです。単なる空虚な空間ではなく、意図的に設計されたもので、空間の雰囲気や流れに影響を与えます。
間は、視覚的なバランスや調和を生み出すために利用できます。視線を誘導し、特定の焦点や機能を引き立てることができます。また、動きや流れを生み出し、空間をよりダイナミックで魅力的なものにすることができます。
間のある和室の作り方

間のある和室とは、単に広い空間を用意するだけでなく、視覚的な広がりや居心地の良さを演出する「間」というコンセプトを取り入れた和室のことです。間のある和室を作るには、家具の配置や採光など、さまざまな要素を考慮する必要があります。