鏡板とは?住宅やインテリアで使う額縁の枠材
良い家をつくりたい。
鏡板とは何ですか?
建築とインテリア研究家
鏡板とは、框(かまち)や額縁などの枠の中に収められる薄い板のことだよ。
良い家をつくりたい。
なるほど、枠の中に入れる板なのですね。
建築とインテリア研究家
その通りだよ。鏡板は、絵画や写真などの作品を保護したり、装飾したりする役割を果たすんだ。
鏡板とは。
家やインテリアの分野で「鏡板」とは、額縁や框の枠の内側に取り付けられる薄い板のことです。
鏡板とはどのようなものか
鏡板とは、鏡の周囲に施される額縁のような枠材のことです。鏡板には、鏡の形状に合わせてカットされた単一の部材を使用したり、複数のパーツを組み合わせたりします。鏡の保護と装飾の機能を兼ね備えており、住宅やインテリアにおいて、空間のアクセントや雰囲気づくりに活用されています。鏡板は、鏡のサイズや形状、設置する場所などの条件に合わせて、素材やデザインも豊富に展開されています。
鏡板の種類と用途
鏡板とは、家具や内装に組み込む額縁や枠材です。素材は主に木材で、鏡板の種類は、装飾性や用途によって異なります。
-装飾用鏡板-
額縁や飾り棚の縁取りに使用され、装飾的なデザインや彫刻が施されているのが特徴です。部屋の雰囲気を華やかにする役割があります。
-機能用鏡板-
窓枠やドア枠などに用いられ、建具の保護や補強を目的としています。装飾性を重視したものではなく、シンプルなデザインが多いです。
-化粧鏡板-
洗面台やドレッサーに取り付けられる鏡の枠です。鏡の縁を隠し、美観を高めるだけでなく、鏡を固定する役割もあります。
鏡板の選び方
鏡板の選び方
鏡板を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。まず考慮すべきは、鏡を取り付ける場所の雰囲気やスタイルです。伝統的なインテリアには装飾的なモールディング付きの鏡板が適している一方、モダンな空間にマッチするのはシンプルなデザインの鏡板です。
次に、鏡のサイズを決定します。鏡は部屋の広さや機能に応じて適切なサイズにする必要があります。小さな空間に大きな鏡を設置すると、圧迫感を与えます。逆に、広い空間に小さな鏡を設置すると、その効果が薄れてしまいます。
最後に、素材を選択します。鏡板は木製、金属製、プラスチック製など、さまざまな素材で作られています。木製鏡板は高級感がありますが、湿気の多い場所での使用には適しません。金属製鏡板は耐久性がありますが、重量が重く、割れやすいです。プラスチック製鏡板は軽量で安価ですが、耐久性に劣ります。
鏡板の取り付け方
鏡板の取り付け方
鏡板を取り付けるには、いくつかの方法があります。最も一般的な方法は、木枠に両面テープやネジで固定する方法です。この方法では、鏡板を木枠の中心に配置し、両面テープまたはネジで固定します。もう一つの方法は、壁に鏡板を直接取り付ける方法です。この場合は、鏡板の背面に吊り金具を取り付け、それを壁に打ち付けられた釘やフックに掛けます。壁に直接取り付ける場合は、鏡板が重くならないように、軽量の鏡板を使用することが重要です。また、鏡板が壁から落ちないように、しっかりと固定する必要があります。
鏡板のメンテナンス方法
鏡板のメンテナンス方法
鏡板を長持ちさせるには、日常的なメンテナンスが不可欠です。ホコリや汚れは柔らかい布で拭き取ります。汚れが頑固な場合は、ぬるま湯に中性洗剤を薄めたものを使用できます。ただし、研磨剤や酸性の洗剤は使用しないでください。鏡板の表面を傷つけたり、変色させたりする可能性があります。
鏡板を水回りで使用している場合は、入浴後に換気をして湿気を防ぎます。湿気が鏡板に付着すると、カビや汚れの原因になります。また、鏡板を直射日光の当たる場所に長時間放置すると、退色や変形を招く恐れがあります。
さらに、鏡板を落下や衝撃から守ることも重要です。鏡板はガラス製なので、取り扱いには十分注意します。また、鏡板を移動させる際には、持ち手に負担がかからないように両手でしっかりと持ちます。