浄水器とは？種類と仕組みを解説
良い家をつくりたい。
先生、浄水器ってどういうものですか？
建築とインテリア研究家
浄水器は、水道水に含まれる有害物質を除去するために使う装置です。水道の蛇口に取り付けたり、シンク下に設置したりするものがあります。
良い家をつくりたい。
具体的にはどんな有害物質を除去するのですか？
建築とインテリア研究家
カルキ臭やトリハロメタンなどの有害物質を除去します。トリハロメタンは発がん性物質なので、浄水器を使うことで健康被害を防ぐことができます。
浄水器とは。
-浄水器-
浄水器とは、水道水中の残留塩素やトリハロメタンといった有害物質を除去するために、活性炭フィルターなどを使用するろ過装置です。水道の蛇口に取り付けるタイプや、キッチンのシンク下に設置するタイプがあります。
水のpHに注目し、ろ過後に電気分解によってアルカリイオン水と酸性水に分けるタイプは、「整水器」や「清水器」と呼ばれることもあります。一般的に「浄水器」とは、主に不純物の除去を目的としたろ過装置を指します。
浄水器の仕組み
浄水器の仕組みとは、浄水器がどのように機能するかを理解するための重要な概念です。一般的な浄水器では、多層構造のカートリッジが使用されており、各層が特定の不純物を除去するように設計されています。たとえば、最初の層は沈殿物を除去し、次の層は有機物を除去します。さらに、活性炭層が薬品や臭いを除去し、逆浸透膜層が微生物や重金属などのさらに細かい不純物を除去します。これらの層を組み合わせることで、浄水器は安全でクリーンな飲料水を供給することができます。
浄水器の種類
浄水器には、さまざまな種類があり、各家庭のニーズや予算に応えています。最も一般的なタイプは、活性炭フィルターを使用するもので、塩素や揮発性有機化合物（VOC）などの不純物を除去できます。また、逆浸透膜（RO）フィルターは、さらに高度な浄化を行い、重金属や細菌まで除去できます。紫外線殺菌装置は、細菌やウイルスなどの病原体を破壊するのに優れています。最近では、電気化学活性化（ECA）方式を採用した浄水器も登場しており、高い浄化能力と除菌効果を両立しています。どの種類を選ぶかは、除去したい不純物の種類や予算、設置場所の条件によって異なります。
浄水器の選び方
-浄水器の選び方-
浄水器を選ぶ際は、ご自身のニーズと水質を考慮することが大切です。水道水の品質は地域によって異なるため、浄水器の性能を判断する必要があります。また、浄水したい不純物の種類も考慮してください。例えば、塩素臭を取り除きたい場合は活性炭フィルターを搭載した浄水器が適しています。
他にも、浄水能力、設置方法、メンテナンス性などにも着目しましょう。浄水能力は、除去できる不純物の種類と量のこと。設置方法は、蛇口に取り付けるもの、据え置き型、ポット型などがあります。メンテナンス性は、フィルターの交換頻度や掃除のしやすさを指します。
さらに、予算も重要な要素です。浄水器は、1万円未満から数十万円のものまで価格帯が幅広いため、ご自身のニーズと予算を比較して最適な機種を選びましょう。
浄水器のメリット
-浄水器のメリット-
浄水器は、水道水に含まれる不純物を取り除き、より安全で健康的な水を提供します。主な利点として、以下が挙げられます。
* -不純物の除去- 浄水器は、塩素、重金属、農薬、微生物などの不純物を効果的に除去します。これらの不純物は、健康に悪影響を与える場合があります。
* -味と臭いの改善- 浄水器は、水道水の不快な味や臭いを除去し、透明で味の良い水を提供します。
* -健康上の利点- 水道水に含まれる不純物を除去することで、浄水器は健康上の問題のリスクを軽減できます。塩素は刺激物を引き起こす可能性があり、重金属は体に蓄積して健康問題を引き起こす可能性があります。
* -ボトル入り飲料水の節約- 浄水器を使用すると、安全な飲み水を家庭で簡単に利用できます。これにより、ボトル入り飲料水のコストを削減し、環境に優しい選択をすることができます。
浄水器のデメリット
浄水器のデメリット
利便性の高い浄水器ですが、デメリットも存在します。まずは、設置費用やメンテナンスコストがかかる点です。初期費用は機種によって異なりますが、数千円から数万円が必要となります。また、濾過カートリッジなどの消耗品の交換費用も負担となります。さらに、浄水器を通すことで水圧が低下する場合があります。また、すべての不純物を完全に除去できるわけではないため、浄水器で処理した水でも煮沸などによる消毒が必要となることもあります。これらの点を考慮して、浄水器の設置を検討しましょう。
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