階段の骨組みを知る:ささら桁とは?

良い家をつくりたい。
先生、「ささら桁」ってなんですか?

建築とインテリア研究家
ささら桁というのは、階段の段板を支える、両側の縦に走る部材のことだよ。

良い家をつくりたい。
なるほど。つまり、段板を乗せている支えのことですね。

建築とインテリア研究家
そうだよ。階段の構造を支える重要な部材なんだ。
ささら桁とは。
建築用語で「ささら桁」と呼ばれる部材は、階段の昇り降りする段板を支える、階段の両脇にある桁のことです。
ささら桁とは何か?

-ささら桁とは何か?-
ささら桁とは、階段の骨組みを構成する重要な部材で、水平方向に配置され、複数の踏板を支える役割を果たしています。主に木造や鉄骨造の階段に使用されており、階段の強度と安定性を確保しています。
ささら桁の役割

ささら桁の役割とは、階段を支える重要な構造要素です。階段を構成する段板と踏板を支えています。つまり、階段の主要荷重を受け止め、衝撃や振動を吸収します。これにより、階段の安定性と安全性を確保しています。ささら桁は、通常、木製、金属製、またはコンクリート製で、階段の両側に平行に配置されます。適切に設置されたささら桁は、快適で安全な階段への昇降を可能にします。
ささら桁の構造

-ささら桁の構造-
ささら桁は、階段の骨組みにおいて重要な構成要素です。それは、平行に並べられた複数の木材で構成され、斜めに設置された踏み板や蹴込板を支えています。ささら桁の数は、階段の幅と勾配によって決まります。
通常、ささら桁は断面が長方形の木材で作られています。厚みは、階段にかかる荷重によって異なります。また、ささら桁の間隔は等間隔で、通常300~400mmとなっています。この間隔によって、踏み板が十分に支えられ、階段が安定します。
ささら桁の種類

さて、ささら桁の種類ですが、主に以下のようなものがあります。
* -直線式- 最も一般的なタイプで、まっすぐに伸びた梁で構成されています。
* -曲線式- 階段が曲線を描くように設計されている場合に使用され、曲げられるように作られています。
* -箱型式- 空洞の箱型構造で、他のタイプよりも強度と耐久性に優れています。
* -異形式- 装飾的または機能的な目的で、独特な形状や断面を持つものです。
ささら桁の施工方法

ささら桁の施工方法
ささら桁の施工は、主に以下の手順で行われます。
まず、階段の形状に合わせてささら桁を加工します。次に、梁や柱にささら桁を取り付けます。この際、水平が保たれていることを確認することが重要です。また、踏板を支えるために、ささら桁に受け口を設けます。
その後、踏板をささら桁に取り付けます。踏板の厚みは、階段の昇降性に影響するため、適切なものを使用します。さらに、上がり框や蹴上板も取り付けます。最後に、手すりや側板を取り付けることで、階段の骨組みが完成します。