框組構造とは?その構造と仕組み

目次

框組構造とは?その構造と仕組み

良い家をつくりたい。

框組構造について教えてください。

建築とインテリア研究家

框組構造は、戸の外周を框で囲んで、内側に板などで埋めた構造のことです。

良い家をつくりたい。

框とは何ですか?

建築とインテリア研究家

框は、扉やサッシの4つの辺を構成する木材で、仕口という伝統的な工法で接続されています。

框組構造とは。

「框組構造」とは、家の扉や窓などの枠組みで、外側の周りを框(枠)で囲み、その中に板やガラスなどの材料を嵌め込む構造のことです。

框は上下の「上框」「下框」、扉の開閉する側の「戸先框」、反対側の「戸尻框」の4辺を構成する木材で、これらの框は「仕口」と呼ばれる工法で接合されています。

仕口とは、伝統的な日本建築で用いられる接合方法で、臍(ほぞ)や継ぎ手を使います。蟻臍と蟻孔を組み合わせる「蟻掛け」をはじめ、「大入れ」「当り欠け」「渡りアゴ」などのさまざまな技法があります。強度が必要な場合には、仕口にもより手間をかけます。

内側には、板を傾けて並べた「ルーバー」や幅の狭い「羽根板」、格子戸やガラス戸を張り付けています。板が厚い場合には、「繰形」と呼ばれる装飾を施す場合があります。

框組構造とは

框組構造とは

框組構造とは、木材や金属などの部材を枠のように組み合わせて、建物や家具などを作る工法です。部材には柱(縦方向)、梁(横方向)、筋交い(斜め方向)があり、これらを組み合わせて基本的な骨組を形成します。

框の種類

框の種類

-框組構造とは?その構造と仕組み-

框組構造とは、框と呼ばれ枠組みによって構成されている建築構造の方式です。主に木造建築や伝統的な建築様式で見られます。框は、柱、梁、桁などの水平・垂直部材を組み合わせて形成されています。これらの部材は、接合部で互いに接続されて、構造的な強度と安定性を確保しています。

仕口と呼ばれる工法

仕口と呼ばれる工法

仕口と呼ばれる工法とは、框組構造において、部材を接合する方法の一つです。仕口とは、部材の切り込みや加工によって形成される、組み合うための凹凸部のことです。この工法では、部材を直角または角度を付けて組み合わせて、接合部の強度を高めます。仕口の種類には、ホゾ組、アリ組、ダボ組などがあり、部材の形状や接合部位の用途に応じて使い分けられます。

内装に使われる素材

内装に使われる素材

内装に使われる素材として、框組構造にはさまざまなオプションがあります。伝統的な材料として、木製の枠が使用されます。これは強度と耐久性に優れていますが、湿気や虫害の影響を受けやすいこともあります。より現代的な素材としては、アルミニウムやスチールを使用できます。これらは軽量で耐久性がありますが、木製のものほど暖かい雰囲気を醸し出すことはできません。また、複合材も使用されており、軽量、耐久性、遮音性に優れています。

框組構造の強度

框組構造の強度

-框組構造の強度-

框組構造は、地震などの荷重に対して優れた耐性を持っています。これは、柱、梁、筋交いなどの構造部材が一体となって、水平方向と垂直方向の力を分散し、吸収するからです。水平方向の力に対しては、柱と梁が一体となって耐力壁として機能し、垂直方向の力に対しては、柱と筋交いが一体となって耐震壁として機能します。また、框組構造の剛性は高いので、地震時の変形が小さく、建物が倒壊するリスクが低くなります。さらに、耐火性にも優れており、火災時に構造部材が倒壊しにくく、居住者の安全を確保することができます。

\ 最新情報をチェック /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次