舞台用語– tag –
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その他
袖幕・源氏幕を徹底解説!
-袖幕・源氏幕とは?- 能舞台における「袖幕」とは、舞台正面左右に沿って取り付けられた細長い幕のことです。主に舞台を区切ったり、場面転換したりする際に使用されます。また、「源氏幕」とは、袖幕のうち、特に前シテ(主人公)の出入りの際に用いるものを指します。源氏幕は、前シテの身分を表し、その登場シーンに荘厳な雰囲気を添えます。 -
構造
舞台の脇幕とは?その役割と仕組み
脇幕の役割は、舞台演出において重要な役割を果たしています。脇幕は、舞台の左右側面に設置され、舞台上の視覚的空間を分離したり、隠したりするために使用されます。例えば、他のシーンのためにセットを用意したり、俳優の入退場を整えたりすることができます。 また、脇幕は舞台空間の広さを調節することができます。舞台上を小さく見せたり、広げたりすることで、演技者に合わせた臨場感を演出できます。さらに、脇幕は背景幕との連携によって、シーンの雰囲気や時間の経過を表現するのに役立ちます。たとえば、幕の色の変化や開き方を変えることで、夜明けから黄昏への移り変わりや、時間の経過を表現することができます。 -
窓・カーテン
絞り上げどん帳/オペラ幕とは?
絞り上げどん帳の特徴 絞り上げどん帳は、その構造と操作性で知られています。幕の両端には丈夫な金属製のパイプ(バレル)があり、幕の端を支えています。幕の中央には、操作用のロープが通っており、これにより幕を簡単に上下させることができます。幕の素材には、ベルベットやシルクなどの柔らかく重厚な生地が一般的に使用され、舞台の優雅さと豪華さを演出します。 このタイプのどん帳の大きな特徴は、上下に動かすことで舞台を徐々に開閉できることです。ロープを引くと、幕が中央から均等に巻き上げられ、舞台の上部または下部に収納されます。この滑らかな動作により、劇的な効果や舞台転換が実現可能になり、観客の没入感を高めます。 -
その他
定式幕とは?歌舞伎と能で用いられる幕の種類
定式幕とは、歌舞伎や能で伝統的に使用される幕の一種です。演目の始まりと終わりを告げ、舞台空間を観客席から区切る役割を担っています。主な特徴として、幕の素材には絹布や麻布が用いられ、彩色や刺繍などの装飾が施されている点が挙げられます。また、定式幕には決まった寸法やデザインがあり、演目や場面によって種類が異なります。
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