SV規格とは?壁紙の安全性を保証する基準
SV規格は、室内の空気汚染に関連する揮発性有機化合物(VOC)の放散量を制限する壁紙の安全基準です。壁紙が人体に影響を与える可能性がある化学物質を放出しないように保証するためのものです。
SV規格の制定は、1980年代に日本で発生したシックハウス症候群の増加が背景にあります。シックハウス症候群は、新築や改築後の住宅で発生する、頭痛、めまい、気道刺激などの健康被害です。原因の一つとして、建材や家具から放出されるVOCが疑われていました。SV規格はこのような健康被害を防ぐことを目的として制定されました。