広縁ってなに?和室で過ごす心地良さを知る
広縁とは、日本の伝統的な和室に設けられた、縁側よりも広い板敷きのスペースのことです。通常は畳敷きの和室の外側にあり、外部とは障子や襖で隔てられています。
広縁は、和室とのつながりを保ちながら、外からの光や風を取り入れるという役割があります。また、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる緩衝帯としての機能も果たします。さらに、ちょっとしたくつろぎスペースとして使ったり、来客をもてなす際にも利用できます。
用途としては、読書やお茶を楽しんだり、外の景色を眺めながらリラックスしたりと、多岐にわたります。また、趣味の空間として利用したり、寝室として活用することもできます。広縁は、和室の心地良さと外とのつながりを同時に享受できる、日本の住まいならではの空間なのです。