和風建築– tag –
-
構造
聚楽壁を徹底解説!和風建築の伝統的装飾
聚楽壁とは、日本の伝統的な建築技法の一つです。室町時代後期に聚楽第の建設時に考案された漆喰壁で、白壁の上に黒色で文様やレリーフを描き、最後に金箔や金粉を散らすのが特徴です。 -
構造
筬欄間とは?和の趣を添える伝統的な建築装飾
筬欄間とは、日本の伝統的な建築装飾です。寺院や茶室の障子や欄間などに設けられ、美しい光と影の模様を生み出します。筬(おさ)と呼ばれる細い竹や木片を格子状に組み合わせたもので、その繊細な透かし彫りが特徴です。筬欄間は、室町時代に禅宗寺院の障子に用いられたのが始まりとされ、江戸時代以降、広く普及しました。 -
インテリア
襖引手入門:種類とランクを徹底解説
-襖引手の種類- 襖引手は、その形状や素材によってさまざまな種類に分けられます。最も一般的なのは丸形で、シンプルな円形状が特徴です。また、角形の引手は直線的なデザインで、モダンな雰囲気を演出します。楕円形や半円形などの変形タイプもあり、個性的なアクセントを加えることができます。 素材では、真鍮、鉄、木などがよく用いられます。真鍮は腐食に強く、耐久性に優れています。鉄は重厚感があり、和室の伝統的な雰囲気に合います。木製の引手は温かみのある風合いが特徴で、和洋さまざまなインテリアに調和します。 -
窓・カーテン
横舞良戸とは?和風建築の伝統的な桟戸
障子戸は、和風建築に用いられる伝統的な桟戸で、部屋の仕切りや明り取りに使用されています。縦横の細長い桟を組んで枠を作り、その中に薄い和紙を貼ったものです。和紙のやわらかな光を放ち、室内に温かみのある雰囲気を醸し出します。障子戸は通気性や採光性に優れ、日本の気候風土に適した建具として古くから親しまれてきました。現在でも、伝統的な住宅や寺院・神社などに見ることができます。 -
構造
クスノキ:家とインテリアの伝統的な素材
クスノキは、緑豊かな広葉樹で、アジア原産の樹木です。耐久性と耐朽性に優れており、住宅建設やインテリアの素材として古くから利用されています。クスノキは、通常、高さ20~30メートルに成長し、まっすぐで円柱状の幹を持ち、深い緑色の葉を茂らせています。特徴的な香気を放ち、葉や樹皮には、抗菌性や防虫性のある成分が含まれています。また、クスノキは成長が遅く、何百年も生きることで知られています。 -
窓・カーテン
和の美を追究する障子:空間への調和と伝統の融合
障子は、我が国の伝統的建築において欠かせない存在です。その歴史は古く、起源は平安時代に遡ります。当時、貴族の邸宅に用いられていた「遣戸」と呼ばれる引き戸が、次第に改良され、紙を張った可動間仕切りへと進化しました。その後、室町時代には「塵障子」と呼ばれる、埃を遮るための簡易的な障子が登場し、江戸時代には現在の障子の原型となる「襖障子」が完成しました。障子は、単なる仕切りではなく、空間を調和させ、季節の移り変わりを映し出す、日本の文化を象徴する要素の一つとして、今日まで受け継がれています。 -
窓・カーテン
無双窓のすべて
無双窓とは?無双窓とは、一般的な窓枠とは異なる独自の構造を持つ窓のことです。一般的な窓枠は窓ガラスを周囲から囲んで支える構造ですが、無双窓は窓ガラス自体が枠の役割も果たしています。そのため、窓枠が非常に細く、開放感があり、スタイリッシュな印象を与えます。また、窓枠が細いことで採光性も向上する特徴があります。 -
インテリア
カリンとは?和風建築とインテリアでの活用
カリンの特徴とその用途 カリンは、バラ科の常緑樹で、東アジア原産です。日本で古くから親しまれており、和風建築やインテリアで多く用いられてきました。特徴として、美しい木肌と耐久性に優れています。また、寒さや害虫に強く、外構材としても適しています。カリンは、仕切りや床柱、テーブルなど、さまざまな用途に利用できます。さらに、盆栽や庭木としても鑑賞され、日本文化に深く根ざした樹木といえます。 -
構造
家とインテリア:破風とは?
破風とは? 破風とは、建物の外壁と屋根の交点に形成される三角形の飾りのことです。屋根の端に沿って水平に走る横破風と、建物の側面に沿って垂直に走る縦破風があります。破風には次のような機能があります。 * -装飾性-建物の外観にアクセントを加え、視覚的な興味を引き出します。 * -実用性-屋根からの雨水をはじき、壁を保護します。 * -換気-縦破風は空気を循環させ、屋根裏の換気を改善します。 -
インテリア
透彫欄間とは?和風建築の装飾的美
欄間とは、障子や襖の上部に取り付けられる装飾性の高い格子のことです。内部と外部の空間を仕切る建具で、採光や通風を確保しつつ、装飾的要素を加える役割を持っています。欄間は、木を透かし彫りして様々な文様を施すことで、繊細で美しい作品に仕上がります。その文様は、花鳥風月や自然界の風景を描いたものから、幾何学模様や抽象的なものまで多岐にわたります。 -
インテリア
じゅらく壁とは?和風建築を彩る伝統的な塗り壁
じゅらく壁の由来は、平安時代にさかのぼります。「聚楽第」と呼ばれる天皇の離宮の壁を塗り固めたのが始まりと言われています。当時、壁は石灰や砂を混ぜたもので覆われていましたが、聚楽第の壁は、細かな砕石を漆喰に混ぜて仕上げたものでした。この技法が「聚楽仕上げ」と呼ばれ、後に「じゅらく仕上げ」となりました。 鎌倉時代には、寺院建築の壁にもじゅらく仕上げが用いられ、鎌倉大仏の高徳院大殿の壁が残されています。以降、室町時代には茶室の壁にも取り入れられ、茶道の侘び寂びの精神を表現するのに用いられました。江戸時代になると、民家や商家にも普及し、日本の伝統的な塗り壁として広く親しまれるようになりました。 -
構造
長押~和室の美しさの基礎となる装飾品
長押(なげし)とは、和室の壁の中程に取り付けられた水平方向の部材です。壁を補強する役割に加え、装飾的な機能も果たします。通常は厚さ約5センチメートル、幅約10センチメートルの長方形の断面を持ち、木目が美しく、耐久性に優れた木材を使用します。長押は単に直線的に壁に沿って取り付けられるだけでなく、複雑な曲線や湾曲した形に加工されることも多く、和室の空間をより優雅に演出します。
1