室内の空気の流れ方を知る
室内の空気量を求めるには、部屋の体積を計算する必要があります。つまり、部屋の長さ、幅、高さを掛けて得られます。例えば、長さ5メートル、幅4メートル、高さ3メートルの部屋の体積は5 × 4 × 3 = 60立方メートルとなります。
さらに、換気回数とも呼ばれる空気交換率を考慮する必要があります。これは、1時間に空気が入れ替わる回数で、建物の種類や用途によって異なります。一般的に、住宅では0.5回/時、オフィスでは1.0回/時が推奨されています。
空気交換率がわかれば、室内の空気量を毎時換気量で計算できます。毎時換気量は、部屋の体積に空気交換率を掛けたものです。たとえば、体積が60立方メートルの部屋で空気交換率が0.5回/時の場合、毎時換気量は60 × 0.5 = 30立方メートルとなります。