屏風の世界を覗いてみよう!
屏風とは、折りたたみ可能な衝立のような家具で、室内を仕切ったり、装飾したりするために用いられてきました。通常、木や竹製の骨組みに和紙が貼られ、その上に絵や文字が描かれています。折畳むことができるため、必要に応じて容易に設置や移動ができます。
屏風は古くから日本文化の中で重要な役割を果たしており、平安時代にはすでに存在していたとされています。本来は部屋を仕切るため実用的に使われていましたが、室町時代以降は装飾性の高い芸術品として発展し、桃山時代には金箔や漆を用いた華やかな屏風が人気を博しました。