ラス・モルタル塗りの基礎知識
-ラス・モルタル塗りの定義と特徴-
ラス・モルタル塗りとは、金属製のラス網を下地材として、モルタルを塗り重ねて仕上げる建築工法です。ラス網は主として鉄線で編んで作られるもので、モルタルの強度を増し、ひび割れを防ぐ役割を果たします。
ラス・モルタル塗りの特徴としては、まず耐震性・耐火性に優れていることが挙げられます。鉄線で編まれたラス網とモルタルの組み合わせにより、外部からの衝撃や火災にも耐えることができます。また、通気性に優れているため、壁内に湿気がこもりにくく、カビや腐食を防ぐ効果があります。さらに、装飾性に優れているのも特徴で、さまざまなテクスチャーやカラーのモルタルを使用することで、意匠性の高い壁面を仕上げることができます。