琉球畳とは?サイズ・メリット・デメリットを徹底解説

良い家をつくりたい。
琉球畳とは何ですか?

建築とインテリア研究家
もともと沖縄で使われていた、七島イという植物を使った畳のことですが、現在は半畳サイズの縁無しの畳を指すことが多いです。

良い家をつくりたい。
サイズは半畳ですか?

建築とインテリア研究家
そうです。正方形の半畳サイズで、縁取りがないのが特徴です。
琉球畳とは。
「琉球畳」という家はインテリアの用語で、元々は沖縄地方の特産であったカヤツリグサ科「七島イ」という植物を使用した畳のことを指していました。しかし、現在では「琉球畳」とはサイズ(半畳の正方形)と縁がない畳のことで、畳表に使用される素材は「七島イ」に限らず、一般的なイグサや化学繊維など様々な素材が用いられています。
本来の「七島イ」を使った琉球畳は、調湿性、防臭性、消臭性に優れ、一般的なイグサを使った畳より5倍程度耐久性が高いと言われています。現在、「七島イ」の栽培は主に大分県など一部の地域で行われています。
琉球畳とは何か

琉球畳とは、琉球地方で伝統的に用いられてきた畳の一種です。通常の畳と違い、イグサではなく、琉球地方に自生する「七島イ」という植物の茎を使用しています。そのため、独特の風合いと耐湿性・防虫性を持ちます。琉球畳は、縁がないのが特徴で、部屋を広く見せる効果があります。また、湿気の多い気候でもカビや虫害に強く、沖縄などの温暖な地域で重宝されています。
琉球畳のサイズ

琉球畳のサイズ
琉球畳は、一般的な和室畳に比べてサイズが小さく、厚みが薄くなっています。標準的なサイズは、幅が約58cm、長さが約88cm、厚さが約1.5cmとされています。このサイズ感は、琉球畳が琉球地方の住宅の小さめの部屋に合わせて開発されたことに由来しています。また、琉球畳はより正方形に近く、縁なしの仕上げが特徴です。このため、部屋をより広く感じさせる効果があります。
琉球畳のメリット

琉球畳の主なメリットは、その耐久性とメンテナンスのしやすさです。耐用年数が約10年程度と、一般的な畳表よりも長く使用でき、防虫効果が高いので、虫害の心配もありません。また、汚れがつきにくいので、お手入れが簡単です。さらに、湿気に強く、カビが生えにくいため、湿度が高い地域でも安心して使用できます。
琉球畳のデメリット

琉球畳には、いくつかのデメリットもあります。天然素材を使用するため、湿気の強い環境ではカビが発生しやすいです。また、湿気を含みやすいため、乾きにくく、お手入れに手間がかかるという面もあります。さらに、一般的な畳表よりも高価であるため、経済的な負担がかかる場合があります。
琉球畳の施工事例

琉球畳の活用方法をより具体的にイメージするために、施工事例を見てみましょう。和室全体に敷き詰めて伝統的な雰囲気を演出するのはもちろん、一部の空間だけ琉球畳にすることで和モダンな雰囲気を作ることもできます。また、階段のステップや廊下の一部に琉球畳を使用すれば、温かみのある印象を与えます。さらに、畳縁の色や柄を変えることで、インテリアのアクセントとして活用することも可能です。琉球畳の柔軟性とデザイン性の高さを活かして、さまざまな空間で自分好みにカスタマイズしてみましょう。