リシン吹き付けで個性的な壁面を！

2024-03-22

リシン吹き付けで個性的な壁面を！

良い家をつくりたい。

先生、リシン吹き付けについて教えてください。

建築とインテリア研究家

リシン吹き付けは、セメントやアクリル樹脂に砂粒を混ぜて表面を粗く仕上げる技法だよ。

良い家をつくりたい。

なぜ表面を粗くする必要があるんですか？

建築とインテリア研究家

耐久性を高めたり、装飾的な目的で使われることが多いよ。また、凹凸があることで光が乱反射して、陰影ができて表情が出やすいんだ。

リシン吹き付けとは。

建築やインテリアの世界で「リシン」とは、砂壁のようなザラザラした表面仕上げを指します。モルタルを下地に塗ってまだ固まっていないうちに、セメントや砂粒を混ぜた「セメントリシン」や、アクリル樹脂に砂粒を混ぜた「アクリルリシン」などの材料を吹き付けることで、表面に粗さと立体感を持たせます。

リシン吹き付けとは？

このでは、リシン吹き付けが何を指すのかについて説明します。リシンとは、植物のひまし油から得られる粉状の物質です。このリシンを吹き付けて仕上げた壁面をリシン吹き付けと呼びます。ざらざらとした独特の風合いが特徴で、単調になりがちな壁に表情を加えることができます。一般的に外壁に使用されることが多く、耐候性と通気性に優れています。

リシン吹き付けの種類

リシン吹き付けは、壁面に凸凹のある風合いを付ける仕上げ手法です。その種類は、使用する材料によって分けられます。

天然リシンは、トウゴマの実から抽出された天然樹脂を使用しており、硬く耐候性のある仕上がりになります。一方、合成リシンは合成樹脂を使用しており、天然リシンより柔軟性があり、さまざまな色やテクスチャが選べます。さらに、珪藻土リシンは、珪藻土を配合しており、調湿や消臭効果が期待できます。

リシン吹き付けのメリット・デメリット

リシン吹き付けは、外壁塗装の工法のひとつで、細かい石（リシン）を専用のスプレー機で吹き付けることで独特の風合いを表現します。見た目だけでなく、機能性にも優れた方法です。

メリットとして、まず、意匠性に優れ、粗さや凹凸のある表情豊かな壁面を演出できます。また、耐候性や防水性に優れ、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。さらに、遮音性や断熱性も向上し、快適な住環境をつくるのに役立ちます。

一方、デメリットとしては、施工に手間がかかる点が挙げられます。熟練した職人による施工が必要であり、費用も比較的割高になります。また、汚れが付きやすいため、定期的なメンテナンスが必要になります。

リシン吹き付けの施工方法

リシン吹き付けの施工方法は、特別な技術を必要とせず、DIYでも手軽に行えます。まず、壁面を清掃し、汚れやほこりを除去します。次に、プライマーを塗布して下地を整えます。その後、専用のホッパーガンにリシン材をセットし、適切な距離から壁面に吹き付けます。この際、薄く均一に吹き付けることがポイントです。吹き付け後は、コテや刷毛で表面を整え、テクスチャーを作成します。最終的に、クリア塗料を塗布して仕上げます。