レンジフードの基礎知識と選び方

良い家をつくりたい。
レンジフードってなんですか?

建築とインテリア研究家
キッチンのコンロから出る煙や匂いを排気するために、コンロの上に設置される設備だよ。

良い家をつくりたい。
どんな形をしているんですか?

建築とインテリア研究家
箱状や笠状の覆い(フード)があって、そこに換気扇が組み合わされているよ。
レンジフードとは。
キッチンでコンロから発生する煙や臭いを屋外へ排出する設備が「レンジフード」です。箱状や笠状のフードと換気扇を組み合わせたもので、換気機能を向上させる給気機能付きのものもあります。
レンジフードとは何か

レンジフードとは、調理中に発生する煙や臭い、油分などの汚れを吸い取る換気装置のことです。キッチンに設置され、壁付けタイプや天井埋め込みタイプなどさまざまな種類があります。レンジフードは、調理空間を清潔かつ快適に保つために欠かせない設備で、火災予防の役割も担っています。その仕組みは、ファンによって空気を吸い込み、フィルターを通して油分や汚れを除去してから排気口から排出するというものです。吸い込み能力やフィルターの種類など、レンジフードには選び方のポイントがあり、キッチンのサイズや調理スタイルに合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
レンジフードの機能と種類

レンジフードは、キッチンで発生する煙や臭いを排気するための重要な設備です。レンジフードの主な機能は、調理中に発生する煙や臭いを効率的に排出して、キッチンを快適で清潔な環境に保つことです。
レンジフードには、大きく分けて3種類あります。壁付けタイプは、壁に取り付けて使用するタイプで、最も一般的なタイプです。狭いキッチンや limited space 向いています。アイランド型は、キッチンの天井に直接取り付けるタイプで、開放的な空間演出に最適です。ビルトイン型は、キッチンキャビネットの中に組み込むタイプで、スタイリッシュで目立たないデザインになっています。
レンジフードの選び方

-レンジフードの選び方-
レンジフードを選択する際には、必要な風量が第一の考慮事項です。これは、調理の際に発生する煙や臭いを効率的に吸い込むために必要な空気の量であり、コンロの幅とキッチンの広さに応じて異なります。一般的に、コンロ幅60cmのキッチンの場合は10m³/min以上の風量が必要です。
次に、設置タイプを検討します。壁付けタイプは一般的なタイプで、壁に取り付けて使用します。天井埋め込みタイプは、天井に埋め込んで使用するもので、すっきりとした見た目が特徴です。アイランドタイプは、キッチンの真ん中に設置するもので、360度全方位から煙や臭いを吸い込みます。
また、掃除のしやすさも重要なポイントです。レンジフードは油汚れがつきやすいので、簡単に分解・洗浄できるタイプを選びましょう。フィルターが取り外し可能で、食洗機で洗えるものがおすすめです。
最後に、デザイン性も考慮します。レンジフードはキッチンの印象を大きく左右するので、キッチンの雰囲気に合ったデザインを選びましょう。スクエア型、曲線型、カラーバリエーションなど、さまざまなデザインがあります。
レンジフードの手入れ方法

レンジフードの手入れ方法
レンジフードの寿命を延ばし、快適に使用するためには、定期的な手入れが欠かせません。まず、換気扇のフード(カバー)は、油汚れが溜まりやすいので、1ヶ月に1回程度、中性洗剤で拭き掃除しましょう。さらに、3ヶ月に1回程度、換気扇の内部(シロッコファン)を外して油汚れを落とします。掃除の際は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、浸け置き洗いすると汚れが落ちやすくなります。また、レンジフードのフィルターは、1〜2ヶ月に1回、掃除機で埃を吸い取り、半年に1回程度は洗剤で洗うことで、吸い込み効率を向上させられます。
レンジフードを効果的に使うポイント

レンジフードを効果的に使うポイント
レンジフードは、調理中に発生した煙やニオイを排出する重要な設備です。その機能を最大限に発揮させるためには、適切な使い方を知ることが欠かせません。
まずは、料理をする時は必ずレンジフードのスイッチを入れることです。煙やニオイは調理中だけでなく、調理後もしばらく発生します。スイッチを入れたままにしておきましょう。また、吸い込み口をコンロの中心に合わせることで、煙やニオイを効率的に取り込めます。
レンジフードの吸気量は、使用するコンロの数や料理の種類によって調整します。ただし、換気量は強すぎると室内の空気が過剰に排出されてしまうので、適正な数値に設定しましょう。吸気量の設定は、レンジフードの取扱説明書などを参照してください。
さらに、レンジフードのフィルターを定期的に掃除することも効果的な使い方につながります。フィルターが詰まると吸気力が低下し、煙やニオイを十分に取り込めなくなります。2~3ヶ月に一度はフィルターを取り外して洗浄し、詰まりを取り除きましょう。