中廊下って何?マンションの住居形式を解説

良い家をつくりたい。
中廊下ってどういう意味ですか?

建築とインテリア研究家
集合住宅で、共用廊下を屋内に設けて、その両側に住戸を配置した形式のことだよ。

良い家をつくりたい。
共用廊下を片側だけに配置した場合にはどう呼ばれますか?

建築とインテリア研究家
その場合は「内廊下」と呼ばれることが多いよ。
中廊下とは。
マンションなどの集合住宅で見られる間取りの「中廊下」とは、ホテルのように共用廊下を屋内に設け、その両側に住戸を配置するものです。これを「内廊下」と呼ぶこともあります。
また、タワーマンションなどで共用廊下は屋内にあるものの、住戸が廊下の片側にのみ配置されているケースもあります。この場合、一般的に「内廊下」と称されます。
中廊下とは何か

中廊下がとは何か?という疑問に対して、中廊下とはマンション住居形式の一つで、建物中央に廊下があり、各住戸がその両側に面する形状のことです。中廊下式マンションでは、各住戸の玄関ドアが外ではなく廊下側に開き、廊下からの音や気配が直接室内に入るため、プライバシー性は他の住居形式と比べてやや低くなります。
中廊下のメリットとデメリット

中廊下とは、マンションの住居形式のひとつで、住戸が廊下を挟んで左右に対称に配置されている形式です。各住戸は廊下側と外側(バルコニー側)の二面採光となるのが特徴です。
中廊下のメリットとして、外側と内側の両側に窓があるため、採光性に優れ、風通しも良好です。また、廊下が隔離されているため、住戸間のプライバシーが確保され、騒音も軽減されます。さらに、緊急時に避難しやすいという安全性も備わっています。
デメリットとしては、廊下部分の面積分だけ居室面積が狭くなる点と、廊下部分の管理や清掃の負担が生じる点が挙げられます。また、廊下が共用部分のため、他の住人の出入りや騒音の影響を受ける可能性があります。
内廊下との違い

中廊下と内廊下の違いは、マンションの構造における重要なポイントです。中廊下では、各住戸の玄関が外に面した共用廊下に面しています。一方、内廊下では、共用廊下が建物の中央または内側を通っており、住戸の玄関はすべてこの廊下からアクセスできます。
内廊下は、中廊下と比較してプライバシーが高く、防犯性に優れています。外部から直接住戸にアクセスできないため、不審者の侵入を防げます。また、共用廊下が屋内にあるため、雨風や直射日光の影響を受けにくく、快適に過ごすことができます。
中廊下が採用されるマンションの特徴

中廊下が採用されるマンションの特徴
中廊下方式は、プライバシー性が高く、マンション内に共有スペースが少ないことが特徴です。各住戸が直接中廊下に面しているため、他の住戸との接触が少なく、静かでプライベートな生活空間を確保できます。また、共用廊下やエレベーターホールなどの共有スペースが縮小されるため、住居面積が相対的に広くなります。さらに、中廊下方式は高級感や重厚感を感じさせる外観を持ち、資産価値が高い傾向にあります。
まとめ

中廊下とは、マンションの住居形式の一つです。共用部分が住戸の両端に位置しており、住戸の出入り口は共用廊下側に向いています。プライバシーが保たれ、住戸内の音が共用部に響きにくいのが特徴です。
また、共用廊下を介して住戸間を結ぶため、災害時の避難が容易です。ただし、中廊下は共用面積が大きくなるため、その分住戸面積が小さくなる傾向があります。