メーターボックスとは?間取り図の表記法と設置場所を解説

良い家をつくりたい。
先生、「メーターボックス」ってなんですか?

建築とインテリア研究家
「メーターボックス」というのは、電気、ガス、水道などのメーターを集めて検針しやすいようにしたものだよ。

良い家をつくりたい。
なるほど、検針をするために設けられてるんですね。

建築とインテリア研究家
そうなんだ。間取り図では「MB」と表すよ。
メーターボックスとは。
住宅やインテリアに関する用語で「メーターボックス」というものがあります。メーターボックスとは、電気、ガス、水道のメーターを一か所にまとめて、検針作業を容易にするものです。一般的に玄関脇に設置され、間取り図では「MB」と表記されます。
メーターボックスの役割と設置場所

メーターボックスの役割と設置場所
メーターボックスは、電気やガスの使用量を測定するメーターを収納するボックスです。主に屋外や玄関横、駐車場などに設置されています。メーターボックスは、メーターの保護や雨風からの防護の役割があり、また、検針員がメーターの確認や作業を行うためにアクセスできるように設計されています。一般的には、間取り図では「MB」や「METER BOX」などの表記で示されています。
設置場所としては、以下のような場所が一般的です。
* -屋外- 庭や玄関先、ベランダなど
* -玄関横- 玄関ドアの近く、または玄関脇の壁面
* -駐車場- 車庫やカーポート内に設けられている場合も
間取り図におけるメーターボックスの表記

間取り図におけるメーターボックスの表記
メーターボックスは間取り図上で「MB」または「メータ」と表記されることが一般的です。サイズも小さく、通常は図面の都合の良い場所に小さな円で表されます。また、メーターボックスの近くには、電気メーター(K)、ガスメーター(G)、水道メーター(W)などの各種メーターを表す表記が追加される場合があります。
メーターボックスの種類と構造

メーターボックスの種類と構造
メーターボックスには、主に2種類あります。一つは壁付けタイプで、壁面に直接取り付けられるものです。もう一つは埋込タイプで、壁内に埋め込まれています。
メーターボックスの構造は、ボックス内の配線や機器を収納する本体と、ボックスを覆うカバーで構成されています。カバーは、扉付きのものや、はめ込み式のものなどがあります。また、防水性を高めるために、ボックス内にはパッキンやシールが施されている場合もあります。
メーターボックスの設置基準

メーターボックスの設置基準は、安全かつ適切な機能を確保するために定められています。メーターボックスは、通常、建物の外壁に設置することが推奨されています。これは、メーターの読み取りやメンテナンスを容易にするためです。また、メーターボックスは、直射日光や雨から保護される場所に設置する必要があります。また、周囲の構造物との間に十分なスペースを確保することも重要です。これにより、メーターボックスへのアクセスが容易になり、また、メーターの読み取りに影響を与えたり、安全上の問題が発生したりするのを防ぎます。
メーターボックスのメンテナンスとトラブル対処法

メーターボックスのメンテナンスとトラブル対処法
メーターボックスは定期的にメンテナンスを行うことで、トラブルを防ぎ、安定した電力供給を維持することができます。定期的な点検を行い、汚れやサビがあれば掃除しましょう。また、メーターボックス内の配線の緩みや断線がないか確認することも重要です。さらに、メーターボックスの周りに可燃物や障害物を置かないように注意しましょう。
メーターボックスでトラブルが発生した場合、自己判断での対処は危険です。ブレーカーが落ちて復旧しない、異臭や煙が出る、メーターが作動していないなどの異常が見られた場合は、速やかに電力会社へ連絡しましょう。