沓摺りとは?和室の床下を覗く蹴込み板

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沓摺りとは?和室の床下を覗く蹴込み板

良い家をつくりたい。

沓摺りとは何ですか?

建築とインテリア研究家

沓摺りとは、開口部の下枠にある部材のことです。塗装品が多いのが一般的です。

良い家をつくりたい。

では、開口部のどこにあるのでしょうか?

建築とインテリア研究家

開口部の下枠、つまり床との接地面にあります。

沓摺りとは。

建築やインテリアの用語である「沓摺(くつずり)」は、開口部の最下部にある部分のことです。通常は塗装された木材で造られていることが多いです。

沓摺りの役割と機能

沓摺りの役割と機能

沓摺りとは、和室の床下を覗く蹴込み板のことで、空間を仕切るだけでなく、さまざまな役割を担っています。

まず、空間の区分けという役割があります。沓摺りは、畳敷きの部屋と縁側や廊下などの他の空間を視覚的に隔てることで、部屋の雰囲気や用途を明確にします。また、床下の換気にも一役買っています。蹴込み板に隙間を設けることで、床下の空気が循環し、湿気や湿気を防ぐことができます。

沓摺りの高さや幅の標準寸法

沓摺りの高さや幅の標準寸法

沓摺りの高さや幅の標準寸法については、明確な基準はありません。ただし、一般的には次のような寸法が用いられています。

* -高さ- 5~10cm
* -幅- 3~5cm

これは、人が歩くときに足が蹴込み板に当たらないように、かつ、床下からの冷気や湿気を遮断するのに適した寸法とされています。

沓摺りの素材と仕上げ

沓摺りの素材と仕上げ

沓摺りの素材には、木製、金属製、紙製などがあります。木製の沓摺りは、主に杉や檜などの柔らかい木材が使われます。金属製の沓摺りは、アルミやステンレスが用いられ、耐水性や耐久性に優れています。紙製の沓摺りは、和紙や障子紙などで作られ、柔らかくて弾力性に富んでいます。

沓摺りの仕上げとしては、塗装、紙貼り、漆塗りなどが一般的な手法です。塗装では、ウレタン塗料やラッカー塗料などで表面を保護し、耐摩耗性を高めます。紙貼りは、和紙や障子紙を貼ることで、柔らかな質感や通気性を付与します。漆塗りは、天然漆を塗布することで、高級感や撥水性を向上させます。また、特殊な加工を施した沓摺りもあり、例えば聚楽塗りや網代編みなどが施されたものもあります。

沓摺りの取り付け方法

沓摺りの取り付け方法

沓摺りの取り付け方法

沓摺りの設置は、熟練した大工の手によって行われます。まず、床下から蹴込み板の底辺に釘を打ち込み、蹴込み板を床に固定します。次に、沓摺りを蹴込み板の裏側に合わせて、上端から釘を打ち込みます。このとき、沓摺りが垂直に立ち、床と平行になっていることを確認します。最後に、沓摺りの下端を床に釘で固定して取り付けは完了です。

沓摺りの交換・修繕方法

沓摺りの交換・修繕方法

-沓摺りの交換・修繕方法-

沓摺りが破損したり摩耗したりした場合は、交換・修繕が必要です。交換の場合は、新しい沓摺り材を取り付け、元の沓摺りを撤去します。 修繕の場合は、割れ目や穴を埋めて補強します。 交換・修繕の際は、以下のような手順で行います。

1. 床の間の地板を慎重に持ち上げ、沓摺りにアクセスします。
2. 釘やビスで固定されている沓摺りを外し、新しい沓摺り材に取り付けます。
3. 床の間の地板を元に戻します。
4. 補強が必要な場合は、木工用パテや釘穴埋めパテを使用して割れ目や穴を埋めます。
5. パテが乾いたら、やすりで表面を平らにします。
6. 必要に応じて、塗料やニスで沓摺りを仕上げます。

沓摺りの交換・修繕は、専門の業者に依頼することもできます。しかし、簡単な破損であれば、自分で行うことも可能です。ただし、床の間の地板を取り扱う際には細心の注意を払い、破損しないようにしてください。

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