ゴブレットプリーツとは？インテリア用語を解説

ゴブレットプリーツとは？インテリア用語を解説

ゴブレットプリーツとは？特徴と使い方

ゴブレットプリーツとは、カップの形をしたプリーツのことです。その形状から、その名が付けられました。カーテンやインテリアファブリックなどに使用され、優雅で贅沢な雰囲気を演出します。

ゴブレットプリーツの歴史と由来

ゴブレットプリーツは、その独特な形状に由来しています。このプリーツは、16世紀のルネサンス時代にゴブレット（ワイングラスの一種）の脚部に施されていた装飾が起源です。ゴブレットの脚部は、膨らんだバルブと、そこからのびるシャフトから構成されています。ゴブレットプリーツは、このバルブとシャフトの境界線を模しています。

ゴブレットプリーツの様々なバリエーション

-ゴブレットプリーツの様々なバリエーション-

ゴブレットプリーツは、その名の通り、容量の大きなワイングラスであるゴブレットを逆さまに立てたような形状をしています。基本的なゴブレットプリーツの他に、様々なバリエーションがあります。

シングルプリーツは最も一般的なゴブレットプリーツです。生地を折りたたんでステッチするだけで作れます。ダブルプリーツは、シングルプリーツを2つ重ねたもので、よりボリューム感が出ます。ピンチプリーツは、生地をつまんでステッチして作るプリーツで、繊細でエレガントな印象を与えます。また、ボックスプリーツは、生地を四角形に折りたたんでステッチする、幾何学的なプリーツです。さらに、扇型プリーツは、扇型に生地を折りたたんでステッチする、優雅で華やかなプリーツがあります。

ゴブレットプリーツを使ったインテリア例

ゴブレットプリーツのエレガントな曲線は、インテリアに華やかなタッチを加えます。たとえば、プリーツカーテンにすれば、窓辺を優美に彩り、柔らかな光が部屋に差し込みます。また、張り地に採用することで、ソファやアームチェアが洗練された雰囲気に。さらに、ベッドカバーとして用いると、寝室にロマンチックなムードを演出します。このように、ゴブレットプリーツを取り入れることで、インテリアに動きと個性を加え、視覚的に魅力的な空間を創造できます。

ゴブレットプリーツを自分で作ってみよう

ゴブレットプリーツを自分で作ってみよう

ゴブレットプリーツを専門家に依頼することなく、ご自宅で簡単に作ることができます。まずは、1.5～2倍のギャザー分を含めた、仕上げたいカーテンの長さの1.5～2倍の布地を用意しましょう。布地の両端を1インチ（約2.5センチ）ほど内側に折り込んでアイロンをかけ、三つ折りにしてミシンで縫います。次に、布地の幅方向に等間隔で垂直線を引きます。線の間隔は、プリーツの幅に相当します。それぞれの垂直線を基準に、布地を谷折りにしてアイロンをかけます。最後に、カーテンロッドに通してプリーツを整えれば、ゴブレットプリーツの完成です。