扉とは？家とインテリアの扉用語を解説

2024-03-21

扉とは？家とインテリアの扉用語を解説

良い家をつくりたい。

すいません、『扉』という言葉ってどういう意味ですか？

建築とインテリア研究家

『扉』とは、建物の出入り口などに設けられている、開閉して出入りするための建具の一種のことだよ。通常は開き戸のことを指すけど、引き戸を指す場合もあるよ。

良い家をつくりたい。

なるほど、引き戸も扉って言うんですね。

建築とインテリア研究家

そうだよ。ただ、『扉』よりも『戸』の方が、引き戸も開き戸も含めた、より広い意味で使われることが多いかな。

扉とは。

建築やインテリアの用語で「扉」という言葉が使われます。これは「戸」とほぼ同じ意味で用いられる建具の一種です。一般的に「扉」は開き戸、「戸」は引き戸を指しますが、まったく同じ意味で使われることもあります。「扉」よりも「戸」の方が、意味する範囲がより広いです。

扉の種類

扉の種類は多岐にわたり、用途やデザインによって分類することができます。最も一般的なタイプは、内開き扉で、ハンドルを回してドアを部屋の内側に開きます。逆に、外開き扉は外側に開きます。引き戸はスペースの節約に優れており、壁に沿ってスライドして開閉します。また、回転扉は複数の出入口を持つ建物や、人の出入りが多い場所に適しており、円形に回転して開閉します。さらに、アコーディオン扉や折り戸は、コンパクトに折り畳んで開閉できるため、狭いスペースに便利です。

扉の構造

扉の構造は、以下の要素で構成されています。

ドアフレーム（枠）ドアの周囲を取り囲み、壁に固定する構造物です。
ドアパネルドアの表面を覆う部分であり、さまざまな素材やデザインがあります。
ドア芯ドアパネルの中間にあり、構造的安定性と断熱性を提供します。
ヒンジドアをドアフレームに接続して開閉を可能にする金属製の部品です。
ノブまたはハンドルドアを開閉するための操作部です。
ストライクプレートヒンジ側の柱に取り付けられ、ドアの閉じた状態を維持する金属製のプレートです。

これらの要素はすべて、機能的かつ美観的な扉を構成するために不可欠です。

扉の素材

扉の素材は、その強度、耐久性、美観に影響を与えます。最も一般的な扉の素材は、丈夫で手頃な価格の木材です。オーク、マホガニー、ウォールナットなどの硬材は耐久性が高く、高級感があります。松や杉などの軟材は、より手頃な価格で入手できますが、傷やへこみには弱い傾向があります。

金属製扉は、強度と耐久性に優れています。スチールとアルミが一般的ですが、ステンレス鋼やブロンズなどのより高級な素材もあります。金属製扉は防火性に優れていますが、重い傾向があり、腐食する可能性があります。

合成素材の扉は、手入れが簡単で、水分や傷に強いことが特徴です。ビニール、アクリル、ファイバーグラスが一般的です。ただし、これらの素材は時間の経過とともに変色したり、傷んだりする可能性があります。

扉の機能

扉の役割は、単なる出入り口だけでなく、空間の機能性を高めるさまざまな役割を担っています。まず重要なのはプライバシーの確保であり、扉を閉めることで部屋をプライベートな空間にできます。また、温度や音の調整にも役立ち、暖房や冷房による室温を保ったり、騒音を軽減したりできます。さらに、扉は空間の仕切りとしても機能し、居住空間を用途や雰囲気に応じて区分けすることができます。例えば、リビングエリアとワークスペースを扉で分けることで、互いの干渉を防ぐことができます。