家とインテリアの用語『ノブ』

良い家をつくりたい。
ノブとは何ですか?

建築とインテリア研究家
ノブとは、扉や引出の開閉時に使用する取っ手のことを指します。様々な種類があり、代表的なのはドアノブです。

良い家をつくりたい。
ドアノブにはどのような種類がありますか?

建築とインテリア研究家
丸型の伝統的なタイプ、レバー型、レバーを下げて開けるタイプ、カギ付きの表示錠付ノブなど、用途やデザインに応じて多種多様な種類があります。
ノブとは。
「ノブ」という住居やインテリア用語は、扉や引き出しなどを開閉するときに使用する取っ手を指します。
ノブにはさまざまな種類があります。昔ながらの丸いドアノブは、ノブ自体を回して開閉するタイプです。住宅の居室ドアなどで使用されるレバー型は、ノブを握って回転させるのではなく、レバーを下げてドアを開閉するタイプもあります。トイレのドアなどに使用される表示錠付きノブは、鍵が付いており、開閉状態を示す小さな窓のあるタイプです。
その他にも、ガラスや犬や猫の形をしたユニークな形のノブなど、さまざまなデザインのドアノブがあります。スタイリッシュなものから愛らしいものまで、さまざまな選択肢があります。
ノブの種類

-ノブの種類-
ノブはさまざまなタイプがあり、ドアや引き出しの機能やスタイルにあわせて選択できます。レバーハンドルは、最も一般的なタイプのノブで、握って上下に動かすことでドアを開閉します。これは、使い勝手とバリアフリー性に優れています。ドアノブは、レバーハンドルよりも装飾的な形状をしており、伝統的なインテリアによく使用されます。ボタンノブは、ボタンを押してドアを開けるタイプのノブで、引き戸やキャビネットによく使用されています。また、引手と呼ばれる、握って引っ張って開けるタイプのノブもあります。これは、引き戸や引き出しに最適です。
ドアノブの歴史

-ドアノブの歴史-
「ノブ」とは、一般的にドアを開閉するためのつまみ状の金属製の部品ですが、その起源は古く、何世紀も前にさかのぼります。紀元前3000年頃の古代エジプトでは、木製のドアに牛角や象牙を使用して、人の手の形をしたプルハンドルを取り付けていました。古代ローマ時代には、金属の輪っかや棒を使った装飾的なドアノブが登場しました。この時代から、ドアの開閉を容易にするだけでなく、装飾品としての機能も果たすようになりました。
中世になると、ヨーロッパでは、鍛冶屋が複雑なデザインの鉄製ドアノブを作成し、鍵付きのものが主流となりました。18世紀には、ロココと新古典主義の影響を受け、曲線的なフォルムや装飾の施されたドアノブが流行します。19世紀には、産業革命により、大量生産が可能となり、より安価で装飾性のあるドアノブが一般家庭でも使用されるようになりました。
レバータイプのノブ

レバータイプのノブは、最も一般的なドアノブの一種で、ドアを開閉するために引き下げまたは持ち上げるレバーで作られています。レバーは通常、金属またはプラスチック製で、水平または垂直に配置されています。レバータイプのノブは、その使いやすさ、操作性の良さ、耐久性から、家庭や商業施設の両方で広く使用されています。また、レバータイプのノブは、車椅子を使用する人や高齢者、子供など、さまざまな人々が使いやすいのも特徴です。
表示錠付ノブ

表示錠付ノブは、ノブ自体に鍵穴とラッチ機構が組み込まれたノブタイプのドアロックです。このタイプのノブは、鍵をかけるとラッチがドアフレームに差し込まれ、ドアが開かないようにします。表示錠付ノブは、シンプルなデザインで、引き出しやキャビネットなどの家具や、寝室やバスルームなどのプライバシーが必要な部屋のドアによく使用されています。また、ノブが鍵穴を隠すため、防犯性も優れています。
ユニークなデザインのノブ

ユニークなデザインのノブは、あなたの家に個性とスタイルを加えるための優れた方法です。丸い形状の伝統的なノブから、幾何学的な形や動物の形をした風変わりなノブまで、さまざまなオプションがあります。色や仕上げも豊富に取り揃えており、家のインテリアにぴったりのノブを見つけることができます。流行に敏感な人なら、金属仕上げや大理石模様のノブがおすすめです。より個性的なスタイルを好む人には、手作りのガラスや陶器のノブが魅力的でしょう。