ブビンガを知る:アフリカの高級木材

良い家をつくりたい。
「ブビンガ」について教えてください。

建築とインテリア研究家
「ブビンガ」は、カメルーンなどの熱帯アフリカに生息する常緑広葉樹です。

良い家をつくりたい。
どんな特徴がありますか?

建築とインテリア研究家
樹高は30m、直径は3m程度まで成長します。心材は橙から赤褐色を呈し、非常に重硬で強度が高いのが特徴です。また、加工がしやすく、気乾比重も高いので家具などに利用されています。
ブビンガとは。
「ブビンガ」という名前は、熱帯アフリカに広く分布する3種の常緑広葉樹を総称します。カメルーン、コンゴ、赤道ギニア、ガボン、ケバジンゴなど、アフリカの熱帯地域に生育します。別名は「エシンガン」、「ワカ」、「オベン」、「エバナ」、「ケバジンゴ」、「アクーム」、「アフリカンローズウッド」などがあります。
ブビンガは、樹高30メートル、直径3メートルにも達する大木です。辺材は淡黄色、心材はオレンジがかった赤褐色をしています。乾燥が早く、ゆがみが少ないのが特徴です。また、加工もしやすく、強度や耐虫性、耐朽性にも優れています。
重硬な木材であるため、装飾材や高級家具のキャビネット、象嵌などに使用されています。また、日本の欅の代替材として、和太鼓の胴にも使われています。
ブビンガとは?

ブビンガは、西アフリカ原産の高貴な熱帯広葉樹です。その心材は、鮮やかな紅褐色から紫がかった黒色まで幅広い色調で知られています。ブビンガは、耐久性、硬さ、強さで有名で、家具、床材、楽器、装飾品など、高級用途に重宝されています。その独特な斑点模様と希少性により、コレクターや木材愛好家にも高く評価されています。
分布と別称

ブビンガの木の分布は主に中央西アフリカの熱帯雨林地帯、特にカメルーン、コンゴ、ガボンなどの国に広がっています。この地域では、ブビンガは高木として森林の樹冠層を形成しており、高さは30~45メートルに達することもあります。また、サブサハラアフリカの他の国々にも分布しています。
ブビンガの別称は多数存在します。地元の言語では、カメルーンでは「ケヴァジンゴ」、コンゴでは「ケリンゲ」、ガボンでは「オヴァンコル」と呼ばれています。英語では「ローズウッド」や「アフリカンローズウッド」とも呼ばれ、その濃い赤色がローズウッドを連想させることに由来しています。また、「コンゴローズウッド」や「エクエーターローズウッド」などの別名もあります。
特徴と性質

特徴と性質
ブビンガは、その際立った特徴で知られています。重く、硬く、非常に耐久性があります。この木材は、木材特有の、豊かなダークレッドからパープルがかった茶色の色をしています。さらに、特徴的な穀目が特徴で、フィギュアからインターロッキングまでさまざまなパターンが見られます。ブビンガは耐腐食性にも優れ、屋外での使用に適しています。
用途

ブビンガは、その耐久性と美しさから、高級家具や床材として広く使用されています。その比類ない強度と耐腐食性は、過酷な環境に適しています。そのため、船の甲板、橋梁、野球のバットなどの屋外アプリケーションにも人気があります。また、その独特な木目と豊かな色調は、高級家具や楽器にエレガントな雰囲気を与えます。
欅の代替え材としてのブビンガ

ブビンガは、アフリカ原産の貴重な木材として、高級な家具やフローリングに使用されています。その美しい木目と耐久性から、伝統的に使用されてきた欅の代替え材としても注目されています。ブビンガは耐久性に優れ、腐朽や害虫に対する耐性があります。そのため、屋外での使用にも適しており、デッキやフェンスなどに使用できます。さらに、ブビンガは硬材であるにもかかわらず加工性が良く、細かい木工細工にも適しています。これらすべての特徴が相まって、ブビンガは欅の優れた代替え材となっているのです。