マトラッセの奥深さ

良い家をつくりたい。
『マトラッセ/風通織』ってどういう意味ですか?

建築とインテリア研究家
2種類の糸を組み合わせて織られた布で、凸凹した模様が特徴的な生地のことだよ。

良い家をつくりたい。
使い方にはどんなものがあるんですか?

建築とインテリア研究家
主にカーテンや椅子の張地で使われるよ。キルトのような風合いがあるのが特徴だね。
マトラッセ/風通織とは。
インテリアの代表的な素材「マトラッセ」は、経糸と緯糸に異なる糸を2種類使用し、重ね織りによって裏糸のテンションで表面を凹凸させた織物です。キルティング加工を施したような見た目が特徴で、カーテンや椅子の張り地として用いられます。別名として「ふくれ織り」や「風通織り」とも呼ばれます。
マトラッセとは?

マトラッセとは、1929年にココ・シャネルによって考案されたキルティングのハンドバッグです。特徴的な菱形のステッチが施されており、柔軟性と弾力性に優れています。その名称は、フランス語で「縫い詰められたもの」を意味し、ふっくらとした中綿が入っている様子を表現しています。マトラッセは、その機能性とエレガントなデザインで、シャネルのアイコンバッグとして広く知られています。
マトラッセの質感と特徴

マトラッセの独特の質感と特徴は、その製造工程に由来します。革を折りたたみ、時間をかけてキルティングステッチを行うことで、独特の溝と膨らみのある表面が生まれます。このキルティングは、バッグに強度と構造を与えるだけでなく、柔らかく触り心地の良い質感も生み出します。
さらに、マトラッセには、シボ革(しわ加工革)の使用が特徴的です。この加工により、革に自然なシワと質感を与え、バッグに経年変化による美しい表情が生まれます。また、マトラッセに使用される革は、傷や汚れに強く、耐久性にも優れています。
インテリアにおけるマトラッセの活用法

インテリアにおけるマトラッセの活用法
マトラッセの洗練されたデザインと機能性は、インテリアのエレガントなアクセントとして広く活用されています。壁際に置いたシェーズロングがプライベートな読書スペースを作り出し、柔らかなマトラッセのファブリックが快適さと豪華さを添えています。高級感のあるベッドルームでは、マトラッセの headboardが華やかな雰囲気を醸し出し、寝室の穏やかな雰囲気を演出します。また、クッションやスローとして使用することで、ダイニングエリアやリビングルームに居心地の良い快適さと視覚的な魅力を加えることができます。
マトラッセの起源と歴史

マトラッセの起源と歴史
マトラッセという名称は、フランス語で「キルティングの matelas」(マットレス)を意味します。この技術は、18世紀にフランスで装飾品として用いられ始めたのが起源です。その後、シャネルが1955年に発表した「2.55」バッグで、マトラッセステッチを前面に押し出しました。このバッグは瞬く間に人気を博し、マトラッセはシャネルのアイコニックなデザインとなりました。その特徴的なキルティングは、クチュール技術の賜物であり、職人技とエレガンスを体現しています。
マトラッセの選び方

マトラッセの選び方を極めるには、用途に合わせてタイプを選ぶことが不可欠です。ショルダーバッグからクロスボディバッグ、トートバッグ、クラッチバッグまで、さまざまなスタイルが用意されており、それぞれのスタイルには独自の特性があります。
たとえば、ショルダーバッグは両手を自由に使える機能性を重視する人に適しています。クロスボディバッグはより安全で盗難防止効果を高めたい場合に最適です。一方、トートバッグは容量が大きく、通勤や買い物などさまざまなシーンで活躍します。クラッチバッグはフォーマルな装いに欠かせないアイテムで、必需品をスタイリッシュに持ち運べます。