変成シリコーン樹脂系接着剤とは?特徴や使い方を解説

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変成シリコーン樹脂系接着剤とは?特徴や使い方を解説

良い家をつくりたい。

『変成シリコーン樹脂系接着剤』ってどんなものでしょうか?

建築とインテリア研究家

変成シリコーン樹脂系接着剤は、シリコーン樹脂を主成分とした接着剤で、湿気と反応して硬化する性質があります。

良い家をつくりたい。

無溶剤形で臭いが少ないということですが、注意点はありますか?

建築とインテリア研究家

初期粘着力が弱いので、塗布後はオープンタイムを十分にとり、粘着力が発現してから張り付けを行う必要があります。

変成シリコーン樹脂系接着剤とは。

「家づくりやインテリアの分野で用いられる『変成シリコーンシーリング』は、主成分に有機ポリマーである変成シリコーン(オルガノシロキサン)樹脂を使用した接着剤です。湿気と反応して固まる「湿気硬化形」です。無溶剤のため施工時の臭いが少ないのが特徴ですが、初期接着力がやや弱いため、塗布後は接着力が発揮するまでのオープンタイムを十分にとってから張り付ける必要があります。」

変成シリコーン樹脂系接着剤とは?

変成シリコーン樹脂系接着剤とは?

変成シリコーン樹脂系接着剤とはは、加熱・加圧を行わずに常温で硬化する接着剤です。2つの成分を混ぜ合わせることで反応し、接着面同士を強力に結合します。シリコーン系樹脂を使用しているため、柔軟性、耐候性、耐水性に優れています。

変成シリコーン樹脂系接着剤の特徴

変成シリコーン樹脂系接着剤の特徴

変成シリコーン樹脂系接着剤の特徴は、一般的な接着剤とは異なる点があります。まず、耐候性に優れ、紫外線やオゾン、水分にさらされても劣化しにくいという特徴があります。また、伸縮性があり、熱膨張や振動に追従できるため、さまざまな素材の接着に適しています。さらに、常温硬化するため、加熱や加圧などの特別な処理を必要とせず、手軽に使用できます。また、無溶剤なので、環境に優しく、臭いも発生しません。

変成シリコーン樹脂系接着剤の使い方

変成シリコーン樹脂系接着剤の使い方

変成シリコーン樹脂系接着剤の使い方

変成シリコーン樹脂系接着剤を使用する際には、以下の手順に従う必要があります。

1. -下準備-接着する表面を清掃し、汚れや油分を取り除きます。この工程は、接着剤の密着力を高めるために不可欠です。
2. -接着剤の塗布-使用する接着剤の塗布方法を確認し、指示に従います。通常は、両方の接着面に薄く均等に塗布します。
3. -接着-接着する部品を合わせ、適切な圧力を加えて接着します。圧力は、接着剤の密着力を確保するために重要です。
4. -硬化-変成シリコーン樹脂系接着剤は、室温で硬化します。硬化時間は接着剤の種類や厚さによって異なります。硬化するまで、接着部は動かさないでください。

これらの手順を注意深く守ることで、変成シリコーン樹脂系接着剤を使用して丈夫で耐久性のある接着を行うことができます。

変成シリコーン樹脂系接着剤の注意点

変成シリコーン樹脂系接着剤の注意点

変成シリコーン樹脂系接着剤の注意点は次のとおりです。 その特徴から、接着後は硬化せずゴム状の弾性を保ち続けます。このため、高い接着強度を必要とする用途には向きません。また、皮膜が紫外線に弱い性質があり、長期間屋外にさらされると劣化してしまいます。さらに、アクリル系樹脂や塩化ビニール樹脂などの特定の素材に対しては接着力が弱いため、使用前に相性を確認しておく必要があります。また、接着剤がはみ出した場合は、すぐに拭き取らなければなりません。硬化した後は取り除くのが困難で、美観を損なう可能性があります。

変成シリコーン樹脂系接着剤の用途

変成シリコーン樹脂系接着剤の用途

変成シリコーン樹脂系接着剤は、幅広い用途で使用されています。特に、耐候性と耐熱性に優れているため、外装材の接着やシーリングに最適です。建築分野以外にも、自動車や電子機器の部品接着、工業用機器のシーリングなど、さまざまな場面で利用されています。また、柔軟性に優れているため、複雑な形状や振動の多い場所でも安定した接着・シーリング効果を発揮します。

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