レバーハンドル徹底解説!ドアノブとの違いや種類を分かりやすく解説します

良い家をつくりたい。
レバーハンドルってどういうものですか?

建築とインテリア研究家
ドアの取っ手の種類で、レバーを押し下げることでドアを開閉できるものです。

良い家をつくりたい。
丸型の取っ手と何が違うんですか?

建築とインテリア研究家
力が弱い人や荷物を持っている人でも、簡単に開閉できる点です。また、ドアに取り付ける台座に錠があるものとないものがあり、用途に応じて選択できます。
レバーハンドルとは。
ドアの取っ手で一般的な「レバーハンドル」は、レバーを下ろすだけで開閉できるため、力のない子どもやお年寄りでも楽に使用できます。また、両手がふさがっていても使いやすいのが特徴です。
レバーハンドルを設置するには、ドアに「座」を取り付けますが、座には鍵付きのものとそうでないものがあります。鍵の有無や種類は、用途に応じて選びます。
施錠する必要のない場所(リビングや子ども部屋など)には、鍵のない座を使用します。室内側からの施錠が必要な場合でも、非常時に外側から解錠しやすい「間仕切錠」は、寝室や浴室に適しています。
また、間仕切錠の施錠状態がわかる「表示錠」は、トイレや洗面所に使用すれば、中に人がいるかがわかります。
「鍵付き錠」は、部屋を出るときに外側から施錠できるため、ビル内のオフィスの出入り口など、防犯が必要な場所に使用します。
ドアノブとの違いって?レバーハンドルの特徴をご紹介

「ドアノブとの違いって?レバーハンドルの特徴をご紹介」
ドアノブとレバーハンドルは、ドアを開けるための一般的な仕組みですが、その特徴には違いがあります。まず、ドアノブは丸く回転させる動作でドアを開閉させます。一方、レバーハンドルはレバーを押し下げたり引き上げたりする動作でドアを開閉させます。また、レバーハンドルはドアの端に設置され、ドアノブのようにドアの中央に位置しません。この設置位置の違いにより、レバーハンドルはドアの開閉時に手が届きやすく、力が分散されるため、より快適な操作が可能です。
レバーハンドルってこんな種類がある!用途に合わせた選び方を解説

レバーハンドルには、さまざまな種類があります。使用する場所や目的に応じて、最適なタイプを選ぶことが可能です。ここでは代表的なレバーハンドルをご紹介します。
* -レバープレートタイプ-最も一般的なタイプで、ベースプレートにレバーが取り付けられています。耐久性があり、さまざまな場所で使用できます。
* -ローゼットタイプ-ドアに直接取り付ける小さなプレートにレバーが取り付けられています。すっきりとしたデザインで、インテリアに馴染みやすいです。
* -バックプレートタイプ-大きなプレートにレバーが取り付けられています。装飾性の高い玄関ドアなどで使用され、存在感があります。
* -フック型タイプ-レバーの先にフック状の突起があり、ドアに引っ掛けて使用します。主にトイレや洗面所などで使用され、開閉が容易です。
* -プッシュプルタイプ-レバーを左右に動かすことで開閉するタイプです。公共施設やオフィスビルなどで使用され、バリアフリー性に優れています。
錠なしのレバーハンドル:プライバシーの確保が必要ない場所に最適

錠なしのレバーハンドルは、プライバシーの確保が必要ない場所に適しています。オフィスや商業施設の公共スペース、トイレ、廊下など、出入りが頻繁な場所によく使用されます。このタイプのハンドルは通常、ドアを閉じたときに自動的にロックされるスプリングラッチメカニズムを使用しています。したがって、鍵でドアを施錠する必要はありません。
この種のレバーハンドルは、操作が簡単で、障害者や高齢者でも使いやすくなっています。さらに、鍵を紛失する心配がないため、メンテナンスの手間やコストを削減できます。ただし、プライバシーを確保する必要がある場所では、錠付きのレバーハンドルを選択することが重要です。
間仕切錠:緊急時に外から解錠できる便利な錠

間仕切錠は、緊急時に外側から解錠できる便利な錠です。主にトイレや脱衣所などの間仕切りに使用され、内側からのみ施錠できます。内側にはドアノブが無いため、緊急時に外から解錠したい場合は、中の人が解除ボタンなどを使って解錠する必要があります。
表示錠:中の状態を一目でチェックできる利便性の高い錠

表示錠は、ドアノブに内蔵された錠で、ドアの内側の状態が一目で分かるのが特徴です。中から施錠している場合は鍵穴が赤く表示され、逆に解錠している場合は緑に表示されます。この仕組みにより、外出時に施錠を確認せずにドアを閉めてしまうというミスを防ぐことができます。また、非常時には内側からサムターンを回して解錠することができるため、鍵がなくても脱出することが可能です。