住宅の枠納まり「固定枠」とは?

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住宅の枠納まり「固定枠」とは?

良い家をつくりたい。

「固定枠」について教えてください。

建築とインテリア研究家

固定枠とは、一般的な住宅でよく使われる扉の枠納まりの一種です。

良い家をつくりたい。

ケーシング枠との違いを教えてください。

建築とインテリア研究家

ケーシング枠は室内扉の開口枠の正面から側面が見える構造ですが、固定枠は正面からは一面のみが見えます。また、固定枠はケーシング枠と比べてシンプルで安価です。

固定枠とは。

住宅の扉枠でよく使われる「枠納まり」は、正面から見ると一面しか見えないシンプルな構造です。ケーシング枠に比べて安価で、一般住宅で多く採用されています。

固定枠の特徴と一般的な用途

固定枠の特徴と一般的な用途

住宅の枠納まり「固定枠」の特徴と一般的な用途

固定枠とは、窓やドアなどの開口部の周囲に設置される建築要素です。建物の躯体構造と開口部との取り合いの接合部分を補強して、開口部の強度や気密性を確保する役割を持っています。固定枠は、耐震性や耐風性の向上、雨漏りの防止などに貢献します。

用途としては、主に窓やドアの開口部に用いられます。特に、大開口や高層建築などの耐震性能や防水性能が求められる場所では、固定枠の採用が不可欠となります。また、固定枠には装飾的な役目もあり、建物の外観デザインを向上させる効果もあります。

ケーシング枠との違い

ケーシング枠との違い

ケーシング枠は、住宅の壁と扉や窓枠の隙間を埋めるための装飾的な枠で、壁面よりも少し突出しています。一方、固定枠は、扉や窓枠を支えるために壁の開口部に埋め込まれた枠です。設置の仕方が異なり、固定枠は壁に埋め込まれますが、ケーシング枠は壁面に貼り付けられます。また、ケーシング枠は装飾的な役割も果たしますが、固定枠は構造的な役割を果たします。

固定枠のメリットとデメリット

固定枠のメリットとデメリット

固定枠とは、住宅の開口部(窓やドア)を取り付ける際に使用する枠組みのことで、あらかじめ工場で製作され、現場で組み立てる方式です。この固定枠には、メリットとデメリットがあります。

メリット固定枠を使用することで、開口部の寸法や形状の安定性が高まり、施工精度が向上します。また、工場での製作のため、現場での作業工程が簡素化され、工期短縮やコスト削減につながります。さらに、品質管理が容易になり、部材のバラツキが抑制できます。

デメリット固定枠は現地での加工や調整が難しいという欠点があります。そのため、開口部の寸法や形状が変更になった場合や、壁のゆがみが生じた場合に柔軟に対応できない可能性があります。また、固定枠は現場で組立するため、熟練した技術者が必要な場合もあります。

固定枠の取り付け方法

固定枠の取り付け方法

固定枠の取り付け方法

固定枠を取り付ける際には、適切な手順を踏むことが重要です。まず、窓枠を取り付ける位置に、下枠と側面枠を合わせて設置します。次に、水平器を使用して枠が水平になっていることを確認します。枠が水平になったら、枠を固定するためのネジや釘を打ち込みます。側面枠は、下枠に重ねて取り付けます。この際には、枠同士が密着していることを確認してください。最後に、上枠を取り付けて、枠の取り付けが完了です。固定枠は、窓の断熱性や気密性を確保し、窓の性能を最大限に発揮するために重要な役割を果たします。

様々な固定枠の素材とデザイン

様々な固定枠の素材とデザイン

住宅の枠納まりにおける「固定枠」では、使用する素材やデザインがさまざまで、個々の住宅のニーズや美観的な好みに合わせて選択できます。

素材としては、耐久性と耐候性に優れたアルミやステンレス、木製の枠などがよく用いられます。また、デザインも、シンプルな直線的なものから、曲線や装飾が施されたものまで、幅広くあります。建物の外観や内装のテイストに合わせて、適切な枠を選ぶことが重要です。

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