ナトーとは〜用途や特徴を詳しく解説

2024-03-22

ナトーとは〜用途や特徴を詳しく解説

良い家をつくりたい。

ナトーとは何ですか？

建築とインテリア研究家

アカテツ科に属する複数の双子葉植物の総称で、淡褐色から赤褐色で、色ムラが多いのが特徴です。

良い家をつくりたい。

どこで主に分布していますか？

建築とインテリア研究家

台湾、東南アジア、ソロモン諸島等の熱帯に広範に分布しています。

ナトーとは。

「ナトー」という名は、アカテツ科に属する複数の広葉樹の総称です。別名として「ニャトー」や「ニヤトー」とも呼ばれます。台湾や東南アジア、ソロモン諸島などの熱帯地域に広く分布し、ニューギニアでは「ペンシルシダー」としても知られています。

ナトー材は環孔材ですが、導管が散在しており、辺材と心材の境界や年輪が不明瞭です。淡褐色から赤褐色まで色合いに幅があり、斑模様が出るのが特徴です。種によって材の品質は異なり、気乾比重も0.47～0.89と大きな差があります。

良質なナトー材は木肌が滑らかで、光沢のある美しい仕上がりになります。日本のマカンバやサクラに木質が似ているため、代用品としても利用されています。家具、建具、建築材、楽器、内装材など、幅広い用途に使用されています。

ナトーとは?

ナトーとは、発酵食品の一種です。大豆にナットウ菌（枯草菌の一種）を接種して発酵させることで作られます。菌糸が大豆のタンパク質を分解し、粘り気と独特の香りと風味を生み出します。日本を中心に東南アジアなどで広く食されています。

ナトーの特徴

ナトーの特徴
ナトーは、粘り気と独特の芳醇な香りが特徴の、東南アジア原産の発酵食品です。ナットウ菌（バチルス・サブチリス・ナットウ）という細菌によって発酵されており、その粘り気はポリγ-グルタミン酸という成分によるものです。また、ナットウキナーゼという血栓溶解酵素が含まれており、血流の改善に役立つとされています。さらに、ナトーにはビタミンK2やカルシウム、鉄分などの栄養素も豊富に含まれています。

ナトーの用途

ナトーの用途は非常に多岐にわたります。まず、伝統的な料理では、炒め物、スープ、サラダに使用されています。その独特の風味と粘り気が、さまざまな料理に旨味と食感を加えます。また、ナトーは伝統的な発酵食品として、味噌や醤油、などの調味料の原料としても使われています。

さらに、ナトーは健康食品としても注目されています。ナトーには、ビタミンK2、プロバイオティクス、ナットウキナーゼなど、健康に有益な成分が多く含まれています。ビタミンK2は骨の健康に、プロバイオティクスは腸内環境の改善に、ナットウキナーゼは血流の改善に役立つと言われています。これらの健康効果から、ナトーはサプリメントや健康食品としても広く活用されています。

マカンバとの違い

マカンバとの違いとは、ナトー材と別の熱帯木材であるマカンバ材の違いを指します。見た目は似ていますが、両者には重要な違いがあります。ナトー材は心材が濃い赤褐色なのに対し、マカンバ材は黄色がかった茶色をしています。また、ナトー材の方がマカンバ材よりも重く、硬く、耐久性に優れています。さらに、ナトー材は独特の甘い香りがありますが、マカンバ材にはそのような香りはありません。こうした違いにより、両者は用途が異なります。ナトー材は高級家具やフローリング、船舶の内装材など、強度と耐久性が求められる用途に用いられるのに対し、マカンバ材は屋外家具やエクステリアなど、耐久性が求められない用途に用いられます。