ガラリと暮らしを楽しむ ~用途と種類、オーダーメイドの魅力~

良い家をつくりたい。
すみません、ガラリについて教えてください。

建築とインテリア研究家
ガラリは、ドアや窓に設置される羽根板のブラインドのことで、風通しを良くし、湿気を防ぐ役割があります。

良い家をつくりたい。
なるほど。浴室や換気口に使われることが多いのですね。

建築とインテリア研究家
はい、湿気が多い場所で使われることが多いです。また、窓の内側や間仕切りにも用いられ、通気や採光、視線の遮断にも役立ちます。
ガラリとは。
日本の住宅用語である「ガラリ」は、薄い羽根板をブラインドのようにドアに取り付けたものです。ガラリ付きのドアは「ルーバー」や「鎧戸」とも呼ばれます。
ガラリはドア全体や一部に設置され、ドアとしての機能を保ちながら換気と湿気対策ができます。そのため、湿気の多い浴室や換気口に使われることが多いです。
窓の内側や間仕切りにも使われるガラリは、開き戸、折れ戸、引き戸などさまざまなタイプがあり、通気、採光、視線の遮断をコントロールできます。
また、部屋のインテリアに合わせた素材、色、デザイン、サイズをオーダーできるガラリ建具もあります。近年では、羽根板の角度を簡単に調整できるガラリが登場し、省エネに貢献しています。
ガラリとは?種類と用途

建築分野において、「ガラリ」とは換気や採光を目的とした開口部のことを指します。その種類は用途によって異なり、換気用ガラリは空気を循環させる役割を持ち、採光用ガラリは採光を確保します。また、通風用ガラリは新鮮な空気を取り入れ、遮光用ガラリは直射日光を遮断する機能を備えています。さらに、防火用ガラリは火災時に炎や煙の侵入を防ぎ、防音用ガラリは外部からの騒音を低減する役割があります。
浴室や換気口に用いられるガラリ

浴室や換気口に用いられるガラリは、湿気や換気を調整するために不可欠なアイテムです。ガラリは、外からの空気や光を取り入れるとともに、プライバシーを確保する役割もあります。浴室では、換気扇の効率を高め、湿気を排出するのに役立ちます。換気口では、空気の流れを調整し、新鮮な空気を室内に取り入れます。
窓や間仕切りとしてのガラリ

窓や間仕切りとしてのガラリは、風通しや採光を調節できる実用的なアイテムです。窓に取り付けると、換気機能を向上させながらプライバシーを守ることができます。また、間仕切りとして使用すれば、開放的な空間を確保しつつ、部屋間の仕切りにもなります。襖や障子とは異なり、細かく調整できるため、遮光や通気量を柔軟に変えることができます。さらに、デザイン性が高く、和室や洋室どちらにも合わせやすく、インテリアのアクセントとしても人気があります。
インテリアに調和するオーダーメイドガラリ

インテリアに調和するオーダーメイドガラリは、空間のテイストや用途に合わせて設計され、既存のインテリアに溶け込むようデザインされています。素材やカラー、デザインを自由に組み合わせることで、個性的な空間に仕上げることができるのが魅力です。
オーダーメイドガラリは、既製品では対応できない特殊な形状やサイズにも対応できます。例えば、傾斜した天井や特殊な窓、限られたスペースでも、最適なガラリを設置することが可能です。ニーズにぴったりのガラリが設置されることで、空間の快適性や機能性を向上させることができます。
採光や風通しをコントロールする可変ルーバーガラリ

採光や風通しをコントロールする可変ルーバーガラリは、快適な住環境づくりに欠かせないアイテムです。このガラリは、ルーバーの角度を自由に調整することで、採光量の調節や風通しのコントロールが可能。部屋の明るさを自在に調節できるため、日中の自然光を効率的に活用できます。また、ルーバーを傾けることで外気を取り入れつつプライバシーも確保でき、換気にも役立ちます。さらに、防火・防煙の機能を備えたガラリもあるので、安全性にも配慮できます。