ロールスクリーンのすべて

良い家をつくりたい。
ロールスクリーンについて教えてください。

建築とインテリア研究家
ロールスクリーンとは、上部にフラットなスクリーンを取り付け、巻き上げ機構を内蔵したパイプで巻き取って、上下に開閉させる窓装飾です。

良い家をつくりたい。
つまり、スクリーンを上下に巻いて使う感じですか?

建築とインテリア研究家
そうです。スクリーンを上下に巻いて開閉することで、採光やプライバシーの調整ができます。
ロールスクリーンとは。
「ロールスクリーン」とは、窓枠の内側に設置する窓装飾で、フラットなスクリーン生地を上部のパイプに巻き上げて開閉する仕組みになっています。
ロールスクリーンの仕組み

ロールスクリーンの仕組みは、非常に単純です。スクリーンは、巻き取り軸と呼ばれる金属製のチューブに巻き付けられています。チューブの両端には、スクリーンを安定させるためのブラケットが取り付けられています。スクリーンを操作するには、通常、コードまたはチェーンが使用され、これらを引っ張るとチューブが回転し、スクリーンが収納または展開されます。
スクリーン素材には、遮光性、断熱性、通気性などのさまざまなニーズに応える、様々な種類があります。さらに、スクリーンには、光を取り込みながらプライバシーを確保できるものや、遮光機能を備えたものなど、さまざまな機能が搭載されているものもあります。
ロールスクリーンのメリット・デメリット

-ロールスクリーンのメリットとデメリット-
窓の装飾や目隠しとして人気のロールスクリーンには、様々なメリットとデメリットがあります。メリットとしては、その利便性が挙げられます。操作が簡単で、コードやチェーンを引くだけで窓をすっきりと開閉できます。また、省スペースで、カーテンやブラインドのように出っ張らないため、狭い部屋でも適しています。さらに、プライバシーの保護にも優れ、視線を遮りながら、ある程度の採光を確保できます。
一方、デメリットとしては、遮光性の低さが挙げられます。特に薄い素材のロールスクリーンは、光を通しやすいため、完全な遮光を求める場合には不向きです。また、耐候性に劣り、雨風や紫外線にさらされると劣化しやすいという点にも注意が必要です。さらに、掃除のしにくさもデメリットの一つです。生地にホコリや汚れが付きやすく、洗濯が困難なため、定期的な掃除が必要です。
ロールスクリーンの種類

ロールスクリーンの種類
ロールスクリーンは、素材や機能によってさまざまな種類があります。最も一般的なタイプは、ポリエステルや綿などのファブリックを使用したファブリックロールスクリーンです。また、光の透過率を調整できる、遮光・調光機能付きのロールスクリーンもあります。耐水性や防炎性能に優れた、屋外や特定の用途向けのロールスクリーンも開発されています。ニーズや好みに合わせて、適切なロールスクリーンを選択することができます。
ロールスクリーンの選び方

ロールスクリーンの選び方は、お好みの空間を演出する重要なポイントです。まずは、用途やテイストに応じて、生地の素材を選択します。遮光性や保温性など、機能性の高い素材から、デザイン性の高い装飾的なものまで幅広くあります。
続いて、サイズを適切に測ります。窓枠の外側まで覆うタイプなら、窓枠より少し大きめに、室内に取り付けるタイプなら、窓枠より少し小さめに設定しましょう。また、窓のタイプに合わせて、取付方法も選択します。ビスで壁や天井に取り付けるタイプ、枠に引っ掛けるタイプなどがあり、設置場所の状況に応じて選びましょう。
ロールスクリーンの掃除方法

ロールスクリーンの掃除方法
ロールスクリーンは、ホコリや汚れが溜まりやすく、定期的に掃除をする必要があります。掃除方法は、素材によって異なります。
* -布製スクリーン-
* 柔らかく乾いた布やハンディクリーナーで優しくホコリを拭き取ります。
* 汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤を柔らかい布に含ませて拭き、水拭きで仕上げます。
* -塩化ビニル製スクリーン-
* 柔らかい布やハンディクリーナーでホコリを拭き取ります。
* 汚れがひどい場合は、水で濡らした布で拭き取り、乾いた布で仕上げます。