カーテンウォールとは?高層建築の軽量外壁

目次

カーテンウォールとは?高層建築の軽量外壁

良い家をつくりたい。

カーテンウォールってどういう意味ですか?

建築とインテリア研究家

カーテンウォールとは、高層建築物に用いられる軽量の外壁のことを指します。仕切り壁の一種で、外部と内部の空間を区切る役割を果たします。

良い家をつくりたい。

つまり、建物の外壁を構成する壁のことですか?

建築とインテリア研究家

はい。カーテンウォールは構造的な役割を持たず、建物のしなりによる影響を受けにくくするために使用されます。そのため、大きな開口部を設けることができ、建物の軽量化にも貢献します。

カーテンウォールとは。

建築用語の「カーテンウォール」とは、高層建築の軽量な外壁システムです。

従来の高層建築では、外壁に建物の荷重を支える耐震構造が採用されていました。しかし、地震が発生すると建物が揺れ、外壁が変形してガラスが破損することがありました。

そこで開発されたのが、柱と梁のみで構成された骨組み構造に、複数の外壁パネルを取り付けるカーテンウォール工法です。外壁パネルは建物自体の構造物ではなく、建物のゆがみに追従することで、ガラスの飛散を防ぎます。

また、カーテンウォールは建物の軽量化につながり、大きな開口部を設けることが可能になりました。コンクリート製のカーテンウォールは特に「PCカーテンウォール」と呼ばれます。

カーテンウォールの定義と役割

カーテンウォールの定義と役割

カーテンウォールとは、主に高層建築に使用される軽量の外壁システムのことです。構造体とは独立して設置され、建物の外観を形成する役割を果たします。その主な役割は、建物の外部からの風や雨などの環境負荷から内部を守ることで、建物の気密性と防水性を確保します。また、自然光を取り入れる窓や扉もカーテンウォールに取り付けることができます。

カーテンウォールの歴史と開発

カーテンウォールの歴史と開発

カーテンウォールが誕生するのは、20世紀初頭のシカゴ派建築まで遡ります。この建築様式では、高層ビルの構造を鉄骨フレームとし、外壁を非構造的なファサードで仕上げるという革新的なコンセプトが採用されました。

初期のカーテンウォールは、テラコッタ製のパネル石材で構成され、重いものでした。しかし、1950年代にアルミフレームガラスパネルを組み合わせた軽量で耐候性に優れたカーテンウォールが開発されました。この技術の進歩により、高層建築のファサードに新たな可能性が生まれました。

カーテンウォールの構造と種類

カーテンウォールの構造と種類

カーテンウォールとは、建物の外側の壁に設置される軽量な外壁システムです。アルミフレームまたは鋼フレームで構成され、ガラスや金属パネルなどの透明または半透明の材料で覆われています。

カーテンウォールは建物の構造体に支えられず、自重を支える独立したシステムとなっています。これにより、建物の外観に多様性を持たせ、採光を確保することができます。また、軽量であるため、高層建築の建設に適しています。

カーテンウォールのメリットとデメリット

カーテンウォールのメリットとデメリット

-カーテンウォールのメリットとデメリット-

カーテンウォールは、軽量で開放的な外装システムであり、高層建築に多く採用されています。最大のメリットは、大きなガラス面を確保できることで、採光性と開放感を向上させられます。また、モジュラー構造のため、設計変更や修繕が容易です。

しかし、カーテンウォールにはいくつかのデメリットもあります。コストが高いことが1つです。また、気密性や耐震性に劣る場合があり、適切な設計と施工が不可欠です。さらに、熱の出入りを抑制する性能が劣るため、冷暖房費の増加につながる可能性があります。

カーテンウォールの施工方法

カーテンウォールの施工方法

カーテンウォールの施工方法では、この軽量外壁がどのように設置されるのかを説明します。カーテンウォールは、以下の方法で取り付けられるのが一般的です。

* -ユニット工法- ファサードの各ユニットが工場で予め組み立てられ、完成した状態では現場に搬入されます。この方法は、効率が高く、施工期間が短縮できます。
* -スティック工法- フレームとガラスを現場で直接組み立てる方法です。ユニット工法よりも柔軟性に優れ、複雑な形状に対応できます。
* -セミユニット工法- ファサードを複数の小さなユニットに分割し、工場で組み立ててから、現場で結合する方法です。ユニット工法とスティック工法の利点を組み合わせることができます。

\ 最新情報をチェック /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次