方立とは?設置場所や種類を解説

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方立とは?設置場所や種類を解説

良い家をつくりたい。

先生、「方立」ってなんですか?

建築とインテリア研究家

方立とは、柱のない壁に建具を取り付けるために設ける縦長の補強材のことだよ。

良い家をつくりたい。

なるほど、柱がない壁にも建具を取り付けられるんですね。

建築とインテリア研究家

その通り。柱寄(はしらよせ)や方立柱とも呼ばれるよ。

方立とは。

建築用語で「方立」とは、柱のない壁などにドアや窓などの建具を取り付けるための、縦に長い補強材のことです。別名で「柱寄」や「方立柱」とも呼ばれます。

方立とは

方立とは

-方立とは-

方立とは、建築物で柱と梁などの水平材をつなぎ、建物の垂直荷重と水平荷重を床や基礎に伝える部材のことです。構造躯体の重要な構成要素であり、建物の安定性と耐震性に欠かせません。方立は、建物の規模や構造によって形状や材質が異なります。一般的に、鋼材コンクリートなどの材料で作られます。方立の設置場所は、建物の各階に渡り、柱と梁の接合部に配置されます。

設置場所

設置場所

-設置場所-

方立は、建築物の基礎と梁をつなぐ重要な構成要素です。 鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物で広く使用されており、柱の代わりに使用されます。設置場所は、建物全体の構造的な安定性と耐震性に大きな影響を与えます。

一般的な設置場所は、建物の外周、柱の間、壁や梁の接点です。 方立を適切な間隔で配置することで、荷重を均等に分散させ、建物の構造体を補強することができます。また、開口部の周囲にも方立が設置されることがあり、窓やドアの強度を高めます。

種類

種類

方立にはさまざまな種類があり、用途や設置場所によって適したタイプが異なります。

最も一般的な種類は、「固定式方立」で、地面に直接固定して使用します。固定式方立は、比較的安定性が高く、長期間の使用に適しています。一方、「可倒式方立」は、緊急時には倒すことができるタイプで、事故や災害時の避難経路の確保などに使用されます。

また、設置する場所によって、方立の種類を選択する必要があります。屋外の使用に適しているのは、「ストレート方立」です。ストレート方立は、雨や風に強い構造になっており、屋外でも安定した使用が可能です。一方、室内で使用されることが多いのは、「コーナー方立」です。コーナー方立は、壁や柱の角に設置することで、スペースを有効活用することができます。

設置方法

設置方法

方立を設置する場合は、適切な設置方法に従うことが重要です。まず、垂直に取り付ける位置を確認します。方立の底面を地面または床に密着させ、垂直に立てます。水平器を使用して、方立がまっすぐに立っていることを確認します。次に、底面に接着剤を塗布します。接着剤は、コンクリートやタイルなどの表面に適したものを使用します。底面全体に均等に接着剤を塗布します。最後に、方立を所定の位置に設置します。しっかりと力を加えて、接着剤が完全に固まるまで待ちます。この設置方法を正しく行うことで、方立を安全かつ確実に固定できます。

注意点

注意点

注意点方立を設置する際には、いくつかの点に注意が必要です。まず、足場が安定しているかを確認してください。不安定な足場では、転倒や怪我のリスクが高まります。また、作業中は周囲を注意深く確認し、通行人や他の作業者に危害を加えないようにしてください。さらに、電線やその他の障害物がないかを確認し、安全を確保してください。

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