エリマとは?東南アジア原産の万能木材を徹底解説

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エリマとは?東南アジア原産の万能木材を徹底解説

良い家をつくりたい。

エリマという木材について詳しく教えてください。

建築とインテリア研究家

エリマは東南アジアに自生するダチスカ科の樹木で、熱帯地域で成長が早く、直径の大きい円筒形の丸太が取れます。

良い家をつくりたい。

木材としての特性を教えてください。

建築とインテリア研究家

エリマは淡黄色系の色で光沢はなく、木質はやわらかめで粗目です。乾燥すると変色しやすくなりますが、加工しやすく、家具の引出しや建材などに使用されています。

エリマとは。

「エリマ」とは、東南アジアからパプアニューギニア、スマトラ、ボルネオなどの太平洋の島々に自生するダチスカ科の樹木のことです。東南アジアでは「ビヌアン」と呼ばれることもありますが、パプアニューギニアでは「エリマ」という名称が用いられます。

熱帯地域に生息しているため成長が早く、直径の大きい円筒形の丸太が得られます。このため、合板の原料として広く使用されています。木材の色調は淡黄白色から淡黄褐色まであり、光沢はあまりありません。木質は柔らかく、肌目は粗いのが特徴です。

乾燥すると変色しやすいので、取り扱いには注意が必要です。加工が容易なため、家具の引き出しなどの部材に利用されています。また、合板の中芯やモールディング材として、建築資材としても用いられています。

エリマの特徴と産地

エリマの特徴と産地

エリマの特徴と産地

エリマは、東南アジア原産の広葉樹で、木目は緻密で、耐久性と硬度が高いことが特徴です。特に、耐久性は優れているため、建設や家具など、さまざまな用途に用いられています。産地としては、ミャンマー、タイ、ラオスなどを中心とした、東南アジアの熱帯雨林地帯に分布しています。エリマは、他の木材に比べて伐採量が少ないため、貴重な木材として扱われており、サステナブルな利用が求められています。

エリマの用途

エリマの用途

エリマの用途は非常に幅広く、その優れた耐久性と汎用性により、建設から家具、造船までさまざまな業界で重宝されています。建築分野では、屋根材、床材、壁材として使用され、その耐久性と耐腐食性が長期的な構造の健全性を確保しています。また、その美しさから、フローリングやキャビネットなどの装飾的な用途にも用いられています。さらに、エリマの耐水性と耐久性は、船舶の甲板やマストの建造にも最適です。

エリマを使用した家具

エリマを使用した家具

エリマを使用した家具は、その持ち前の美しさと耐久性から、多くの家具メーカーに重宝されています。エリマは、淡い飴色から濃褐色の幅広い色合いをしており、エレガントかつ温かみのある質感を演出できます。また、密度の高い構造により、重く頑丈な家具の作成に適しています。エリマ製の家具は、ダイニングテーブル、チェア、寝室セット、書斎デスクなど、さまざまな用途に使用できます。高級感のある上質な家具を求めている方に、エリマは最適な木材と言えるでしょう。

エリマを使用した建材

エリマを使用した建材

エリマを使用した建材では、耐候性や耐久性に優れたエリマの優れた特性が、さまざまな建材に利用されていることを説明します。具体的には、住宅のフローリングや外壁、船舶のデッキやマスト、庭園のフェンスやパーゴラなど、幅広い用途が可能です。エリマの硬さと耐腐食性により、過酷な環境に耐えても長持ちする建材になります。また、エリマは加工性にも優れ、複雑な形状にも成形することができます。

エリマの注意点

エリマの注意点

エリマの注意点

エリマを使用する上で、いくつかの注意点を挙げておきます。まず、エリマは耐候性には優れていますが、直射日光や雨風の強い環境に長時間さらされると、変色や劣化の原因となる場合があります。そのため、屋外での使用時には適切な防護措置を講じる必要があります。

また、エリマは加工が難しい木材なので、切断や研磨などの際には専用の工具を使用することが望ましいです。さらに、水中環境ではエリマが膨張することがあるため、ボートや橋などの水中構造物に使用する場合は、変形や破損を防ぐための適切な対策が必要です。これらの注意点に留意し、適切に使用することで、エリマの優れた特性を存分に発揮できます。

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