エスニックスタイル:オリエンタルな魅力を取り入れたインテリア

良い家をつくりたい。
先生、「エスニックスタイル」ってどういう意味ですか?

建築とインテリア研究家
エスニックスタイルとは、民族的な特徴をインテリアに取り入れたスタイルだよ。

良い家をつくりたい。
では、アジア地域のエスニックスタイルにはどんなものがありますか?

建築とインテリア研究家
タイやインドネシアでは、籐やバンブーの家具、タイシルクやバティックなどのファブリックが使われるよ。
エスニックスタイルとは。
「『エスニックスタイル』とは、インテリアの分野で民族的な色彩や文様、素材、工芸品を用いた表現手法のことです。その雰囲気は地域によって異なります。
アジア地域では、タイやインドネシアのエスニックスタイルでは、籐や竹、麻などの素材を使った家具と、タイシルクやバティックなどの布地が取り入れられます。中国では、精緻な装飾が特徴の明朝家具や清朝家具が、韓国では重厚な李朝家具の骨董品が、スタイルの要となります。
アフリカ大陸のエスニックスタイルでは、モロッコや南アフリカの住居が参考とされることが多く、土壁や素焼きの床といった自然素材の空間に、赤や青、黄などの鮮やかな色で塗装を施したり、色彩豊かなテキスタイルでまとめたりします。」
エスニックスタイルとは?

エスニックスタイルとは、世界のさまざまな民族や文化の独特な要素を取り入れた装飾様式のことです。異国情緒あふれる雰囲気を醸し出し、インテリアにオリエンタルな魅力を加えます。エスニックスタイルは、カラフルなテキスタイル、凝った刺繍、幾何学的なパターン、天然素材などの要素を融合させて、エキゾチックでインパクトのある空間を演出します。
アジアのエスニックスタイルの特徴

アジアのエスニックスタイルの特徴は、その鮮やかで大胆な色彩にあります。暖色系や寒色系が混じり合い、視覚的なコントラストを生み出します。また、伝統的な木工技術や織物も特徴です。複雑な彫刻が施された家具や、緻密な柄の敷物やタペストリーが、異国情緒を醸し出しています。さらに、金箔やラッカー仕上げなどの装飾要素が、華やかさとゴージャスさを添えています。
アフリカのエスニックスタイルの特徴

-アフリカのエスニックスタイルの特徴-
アフリカのエスニックスタイルは、アフリカ文化の豊かな色調、大胆なパターン、天然素材を特徴としています。このスタイルは、木材、動物の皮、溶岩石などの自然の要素を組み合わせ、独特でエキゾチックな雰囲気を作り出します。
色彩は、このスタイルの重要な要素です。暖かな赤、オレンジ、イエロー、ブラウンの色調が支配的であり、鮮やかな青や緑のアクセントを加えています。これらの色は、アフリカの夕日や風景を反映しています。
パターンも、アフリカのエスニックスタイルにおいて重要な役割を果たします。幾何学模様、動物のプリント、部族のシンボルを使用し、視覚的に興味深い空間を生み出します。これらのパターンは、ファブリック、壁紙、アートワークなどに施されます。
素材は、このスタイルの外観と触感を決定します。天然木材、革、籐、竹などの自然素材が広く使用されています。これらの素材は、暖かさと素朴さを空間にもたらし、アフリカ文化の伝統的な工芸技術を表現しています。
エスニックテイストを取り入れるポイント

エスニックテイストを取り入れるポイントとして、まず、素材の持つ温かみや手触りを楽しむことが挙げられます。天然素材を用いた家具や雑貨は、ぬくもりがあり、空間に独特の雰囲気を醸し出します。例えば、竹や籐などの素材は、エスニックスタイルによく用いられ、アジアンテイストやモロッコスタイルなど、さまざまな地域のエッセンスを取り入れることができます。
エスニックスタイルにおすすめのファブリックと素材

エスニックスタイルを取り入れる際に欠かせないのが、ファブリックと素材の選択です。オリエンタルな雰囲気を演出するには、重厚感があり、風合い豊かな素材が適しています。定番のシルクやベロアに加え、ジャカード織やイカット織といった伝統的な技法で織られたテキスタイルも注目されています。また、竹、籐、ジュートなどの天然素材を組み合わせることで、自然のぬくもりが加わり、よりエスニックな空間を創り出します。