ユニットバスとは?特徴や種類、選び方

良い家をつくりたい。
ユニットバスについて教えてください

建築とインテリア研究家
ユニットバスとは、工場で製造された浴室部品を現場で組み立てる方式の浴室のことです

良い家をつくりたい。
ユニットバスのメリットは何ですか?

建築とインテリア研究家
メリットとしては、工期が短く、サイズやデザインのバリエーションが豊富、在来工法の浴室よりも安価といった点があります。
ユニットバスとは
「ユニットバス」とは、壁、床、天井、浴槽などが工場で作られて一体となった浴室のこと。完成品を現場に運び込んで設置・組み立て・接続します。最近では「システムバス」とも呼ばれています。
ユニットバスはサイズや色調が豊富です。近年は浴室暖房乾燥機などの設備が組み込まれたり、設定した量や温度のお湯が自動的にたまる機能がついたタイプも増えています。
浴槽と洗面台が一緒になっているものを「2点ユニット」、浴槽・洗面台・トイレが一緒になっているものを「3点ユニット」と呼びます。間取り図では「UB」と表記されます。
一方、木造住宅などでオーダーメイドで作られる浴室は「在来浴室」と呼ばれます。
最適なバスルームの広さはどれくらいでしょうか?ユニットバスのサイズと選び方について詳しく解説します。
ユニットバスの特徴と利点

ユニットバスは、床・壁・天井が一体化した構造を持つ浴室です。工場で製造されたユニットを現場で配置し、組み立てることで施工されます。この方法により、現場での施工期間が短縮され、天候の影響を受けにくいという利点があります。さらに、サイズや形状が規格化されているため、施工費用を抑えることができ、清潔感があり防水性も高く、メンテナンスの手間も少ないのが特徴です。
ユニットバスの特徴
ユニットバスは浴槽、洗面所、トイレが一体化した浴室で、工場で一括して製造され、現場で組み立てられます。その特徴は以下の通りです。
– 耐水性の高さ:
ユニットバスは水が浸透しにくいため、水漏れなどのトラブルが発生しにくくなっています。
優れた保温性:
浴槽や洗面所が一体化しているため、全体の保温性が高く、快適な入浴環境を提供します。
掃除のしやすさ:
床がフラットで凹凸が少ないため、汚れがたまりにくく、掃除が楽です。
短い施工期間:
現場では組み立てるだけなので、工期を短く抑えることができます。
コストの抑制:
分譲マンションなどの集合住宅では、コスト削減のためにユニットバスがよく利用されます。
これらの特徴から、ユニットバスは利便性が高く、多くの住宅で採用されています。
ユニットバスの種類

ユニットバスには、サイズや形状、機能などを基準としてさまざまな種類があります。
サイズでは、1坪タイプや1.25坪タイプ、1.5坪タイプなどがあります。形状では、一般的な長方形のほか、コーナータイプやL字タイプなどがあります。
機能面では、バスタブの種類によってホーロータイプ、人工大理石タイプ、FRPタイプなどがあります。また、シャワーではハンドシャワーやオーバーヘッドシャワー、多機能シャワーなどがあります。その他に、換気扇や暖房機能、バリアフリー対応などを備えているものもあります。
ユニットバスの種類を検討する際には、自分の使用ニーズや浴室の広さ、予算などを考慮することが重要です。
ユニットバスの選び方

ユニットバスの選び方に際しては、個人のニーズや好みに合わせて検討することが大切です。まず、浴槽の形状を決めましょう。楕円形、角形、ラウンドなど、さまざまな形があります。さらに、浴槽のサイズも重要です。広々としたバスタイムを満喫するなら大型の浴槽がおすすめです。
次に、壁や床の素材にも着目しましょう。タイル、アクリル、ホーローなど、さまざまな素材があり、耐久性や手入れのしやすさが異なります。また、シャワーヘッドの種類も考慮しましょう。多機能シャワーヘッドだと、マッサージ機能や水流の切り替えができ、より快適なバスタイムが実現します。
最後に、換気機能も重要なポイントです。湿気がこもらないよう、24時間換気機能があるものがおすすめです。また、保温性も確認しましょう。冬場でも快適に過ごせるよう、断熱性の高いものが適しています。
間取り図の表記

間取り図では、ユニットバスは通常、「UB」または「ユニットバス」の記号で表記されています。UBは、浴槽、洗面台、トイレが一体となったユニットバスであることを示します。間取り図は、部屋のレイアウトや大きさを把握するのに役立ちますので、ユニットバスのサイズや配置をチェックする際に参考にしてください。