ヤチダモとは?特徴や利用用途を解説

良い家をつくりたい。
ヤチダモについて詳しく教えてください。

建築とインテリア研究家
ヤチダモは、日本に生育しているモクセイ科トネリコ属の広葉樹です。アッシュという北米産の木材に似ていますが、ヤチダモの方が少し柔らかいです。色は淡い黄色から薄茶色で、国産広葉樹の中で最も樹幹が通直で加工が容易です。

良い家をつくりたい。
ヤチダモは何に使われますか?

建築とインテリア研究家
ヤチダモは、家具、装飾材、日常器具、合板の材料として広く使用されています。また、その硬さと反発力から、野球のバットやテニスのラケットにも使われます。内装材としては、階段やカウンターにも使用されています。
ヤチダモとは。
インテリア業界でよく使われる「タモ」の材料とは、滋賀県から北海道まで広く分布するモクセイ科トネリコ属の広葉樹です。その木肌は北米産のアッシュに似ていますが、アッシュの方がわずかに硬いと言われています。
タモの材の色は非常に淡く、淡い黄色がかった茶色から薄茶色をしています。国産の広葉樹の中でも特に幹がまっすぐで、枝の出が少ないのが特徴です。また、断面がほぼ円形に近いため、加工がしやすくなっています。比較的大きなサイズでまとまって手に入るので、家具をはじめさまざまな用途に広く使われています。
家具や装飾材、日用品の材料として用いられるほか、合板の材料としても使われます。また、硬く反発力があるという性質から、野球のバットやテニスラケットの素材にも用いられます。内装材としては、階段やカウンターなどにも使用されています。
ヤチダモの特徴

ヤチダモの特徴
ヤチダモは、カエデ科の木に属し、高さ30メートル、幹の直径1メートルの大木です。樹皮はなめらかで灰色がかり、枝は水平に広がっています。葉は手のひら状で5~7裂し、縁に鋸歯があります。秋には鮮やかな黄色に紅葉し、目を楽しませてくれます。また、ヤチダモは非常に湿った場所を好み、沼地や湿った森林に生息しています。
ヤチダモの利用用途

ヤチダモの利用用途
ヤチダモは、その耐久性と加工性の高さから、建築資材として古くから利用されてきました。床材や柱、建具などに使用され、住宅や寺院などの建造物を支えています。また、家具や楽器の材料としても適しており、強度と美しさを兼ね備えた製品が製造されています。さらに、ヤチダモの樹皮は漢方薬の原料としても活用され、消炎や鎮痛などの効果があると伝えられています。
家具材としてのヤチダモ

-家具材としてのヤチダモ-
ヤチダモは、その美しい木目と優れた耐久性から、家具材として広く利用されています。特に、高級家具や工芸品に使用されることが多いです。その木目は、淡い黄褐色で、曲線や複雑な模様が入り交じっており、独特の存在感を放っています。
また、ヤチダモは硬くて丈夫な木材であり、摩耗や傷に強いという特徴があります。このため、テーブルや椅子、棚などの日常的に使用する家具に適しています。さらに、ヤチダモは塗装や染色がよく染み込むため、さまざまな色や質感の仕上げが可能です。
内装材としてのヤチダモ

内装材としてヤチダモは、その美しさと耐久性で高く評価されています。 വോームな色合いで、滑らかな質感と美しい木目模様が特徴です。また、強度と耐食性に優れ、腐朽や虫害にも強いのが特徴です。そのため、床材、柱、壁面材など、さまざまな内装材に使用されています。さらに、調湿性にも優れ、室内の湿度を調節する効果も期待できます。その結果、居心地の良い快適な空間づくりに貢献してくれます。
スポーツ用具としてのヤチダモ

スポーツ用具におけるヤチダモ
ヤチダモは、その強度と弾力性から、スポーツ用具にも利用されています。ゴルフのクラブのシャフトや野球のバットに用いられています。ゴルフのシャフトとしては、スチールのシャフトよりも柔軟性があり、スイングの際にボールをより長く押し出すことができます。また、野球のバットとしても、折れにくく、打球にパワーとコントロールを与えることができます。