メルサワとは?建築・インテリアでよく使われる木材

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メルサワとは?建築・インテリアでよく使われる木材

良い家をつくりたい。

「メルサワ」って、どのような木材ですか?

建築とインテリア研究家

メルサワとは、建築用の造作材や家具材などに使用される木材です。乾燥した場所での使用に向いています。

良い家をつくりたい。

耐朽性は低いということですが、どのような用途に向いているのでしょうか?

建築とインテリア研究家

耐朽性が低いものの、強度はあります。そのため、床板、ドア、敷居、階段などの用途に向いています。

メルサワとは。

建築やインテリアで使われる木材「メルサワ」とは、主に造作材、家具材、合板材などに利用されるものです。地域によって「パロサピス」「クラバク」「プジック」などさまざまな名称で呼ばれています。

メルサワは乾燥した風通しのよい場所(床板、ドア、敷居、階段など)に適しており、家具材やキャビネット、合板材にも優れています。縞模様のあるものはツキ板に加工され、化粧材として用いられます。(ツキ板とは、天然木を薄くスライスした化粧材で、主に補修やリノベーションに使用されます。)

木質は交錯した木理で、肌目は粗めです。シリカをやや多く含んでいるため、刃物が切れにくく、特殊加工された刃物でカットする必要があります。他の木材よりやや重く、強度がありますが、耐朽性が低いため、接地での使用には適しません。

メルサワの産地と別名

メルサワの産地と別名

メルサワの産地と別名

メルサワは東南アジアに広く分布しており、特にマレーシアインドネシアミャンマーが主要な産地です。この木材は、別名として「マホガニー」、「ラワン」、「レッドグランディス」とも呼ばれています。

メルサワの用途

メルサワの用途

-メルサワの用途-

メルサワは、建築やインテリア分野で広く使用されている木材です。その耐久性と美観から、さまざまな用途で活用されています。

建築では、デッキ、フェンス、サイディングなど、屋外用の木材として用いられています。メルサワは耐候性が高く、腐食や害虫にも強い特性があります。また、インテリアにおいても、床材、家具、キャビネットなどの用途があります。メルサワの美しい木目は、モダンな空間から伝統的な空間まで、幅広いスタイルに適しています。

さらに、メルサワは船舶や車両の建設にも使用されています。その強さと耐久性は、厳しい環境下での使用に適しています。また、その美観から、ヨットや高級車の内装にも使用されています。

メルサワの特徴と注意点

メルサワの特徴と注意点

メルサワは、建築やインテリアの分野で広く使用されている木材です。その高い耐久性と美しい木目から、屋外でも屋内でも幅広い用途で愛されています。

特徴メルサワは、安定した構造と高い耐候性を備えています。また、その耐久性から、雨ざらしのデッキやフェンス、造船などの用途に適しています。さらに、その美しい木目は、家具やフローリング、階段など、美しさが重視される空間にも使用されています。

注意点ただし、メルサワを使用するときは、いくつかの注意点を考慮する必要があります。まず、タンニンを含むため、鉄や金属との接触を避けることが重要です。また、乾燥が進むと収縮しやすいため、十分な乾燥時間を確保する必要があります。さらに、まれにアレルギー反応を引き起こすことがあるので、加工時の換気や肌の保護が推奨されます。

メルサワの加工法

メルサワの加工法

-メルサワの加工法-

メルサワは加工性に優れた木材で、製材、旋盤加工、仕上げ加工まで幅広い加工が可能です。硬い性質のため、加工にはある程度の力が必要となりますが、適切な工具を使用することで、滑らかで美しい表面に仕上げることができます。

メルサワの加工では、鋭利な工具を使用し、作業前に十分な研磨を行うことが重要です。また、木材の繊維方向に沿って切断することで、割れや欠けを防ぐことができます。仕上げ加工には、サンディング、磨き上げ、塗装、ワニス加工などが用いられ、好みに応じて光沢のある表面や自然な風合いを引き出すことができます。

メルサワのメリット・デメリット

メルサワのメリット・デメリット

メルサワは、建築やインテリアの世界で広く使用されている木材です。高い耐久性と耐水性を備えているため、屋外での使用にも適しています。また、独特の美しい木目が特徴で、エレガントな雰囲気を演出できます。

ただし、メルサワにはいくつかのデメリットもあります。価格は比較的高価であること、入手が困難な場合があります。また、重くて硬いため、加工に手間がかかるという側面があります。

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