破風板の役割と素材

目次

破風板の役割と素材

良い家をつくりたい。

先生、「破風板」について教えてください。

建築とインテリア研究家

破風板とは、屋根の妻側に山形に取り付けられた板で、風や雨の吹き込みを防ぐものです。文字通り、「風を打ち負かす板」という意味です。

良い家をつくりたい。

なるほど、それで破風板って言うんですね。なぜ必要なんですか?

建築とインテリア研究家

屋根は上からの風雨に強いですが、下や横方向からの防御性は弱いんです。そこで、破風板が使用されて、屋根を支える桁や母屋を隠す化粧材にもなります。

破風板とは。

住宅用語の「破風板」とは、三角形の形をした屋根の妻側の板を指します。その役割は、風や雨の侵入を防ぐことです。文字通り、「風を打ち勝つ板」という意味で名付けられました。

屋根は上からの雨風には強いのですが、横や下からの攻撃には弱いという弱点があります。そこで、この破風板が活躍します。

また、破風板は、屋根の構造を支える桁や母屋などを隠す「化粧材」としても使われます。

かつてはほとんどが木で作られていましたが、耐火性が低いため、近年では金属や窯業製品が主流になっています。中でも窯業系が広く普及しており、セメントやセラミックスを材料としていて、耐久性・耐火性・美しさに優れています。

一方、金属系は、軽量で耐久性に優れ、美しさもあります。ガルバリウム鋼板などが多く用いられています。

破風板とは

破風板とは

破風板とは、屋根の両端、つまり妻側にある三角形の部材のことです。屋根の傾斜に沿って取り付けることで、屋根から流れる雨水を地面に流します。破風板は、屋根の美観を高める役割も担っています。

破風板の役割

破風板の役割

破風板の役割は、建物の屋根の軒先を保護することです。雨が軒先から侵入するのを防ぎ、構造材の腐食や劣化を防ぎます。また、強風や積雪によるダメージからも軒先を守り、建物の耐久性を向上させます。さらに、破風板は建物の外観を向上させ、装飾的な役割も果たします。

破風板の材質

破風板の材質

破風板の材質は、耐久性や美観、予算など、さまざまな要素を考慮して選択されます。

最も一般的な材質はガルバリウム鋼板で、軽量かつ耐候性に優れています。また、ステンレス鋼も耐久性が高いですが、コストが高くなります。より伝統的な選択肢としては、などの木材があり、天然の美しさを持っていますが、定期的なメンテナンスが必要です。樹脂製破風板は、腐食や害虫に強く、メンテナンスの必要性が低いです。

窯業系破風板の特徴

窯業系破風板の特徴

-窯業系破風板の特徴-

窯業系破風板は、陶磁器や磁器などの耐火性の高い粘土素材で作られています。耐候性に優れ、湿気や紫外線による劣化に強いのが特徴です。また、防火性に優れ、火災の延焼を防ぐ効果があります。さらに、釉薬が施されているため、汚れが付きにくく、メンテナンスが容易です。

色やデザインも豊富で、伝統的な瓦風の破風板から、モダンなデザインの破風板まで、さまざまなバリエーションがあります。耐久性が高く、長期間美しい外観を保つことができます。

金属系破風板の特徴

金属系破風板の特徴

金属系破風板の特徴

金属系破風板は、耐候性と耐久性に優れています。ガルバリウム鋼板、アルミ、銅などが主な材料として使用されており、腐食や変形に強く、長く使用することができます。また、軽量で施工が容易なため、屋根の補修や新築にも適しています。さらに、金属は火災に強いという特徴を持ち、防火対策としても有効です。

\ 最新情報をチェック /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次