家づくりで役立つ知識！ミズメ材の特徴と活用法
良い家をつくりたい。
ミズメについて教えてください。
建築とインテリア研究家
ミズメはカバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹で、岩手県以南の本州から九州にかけて分布しています。
良い家をつくりたい。
ミズメの特徴を教えてください。
建築とインテリア研究家
ミズメは粘りが強く高い弾力性があり、辺材は黄白色、心材は紅褐色から桃褐色を呈します。
ミズメとは。
「ミズメ」は、カバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹で、本州（岩手県以南）から九州にかけて分布しています。別名は「ミズメザクラ」「ヨグソミネバリ」「アズサ」などがあります。
樹皮が桜に似ていることから「ミズメザクラ」と呼ばれます。木質はねばり強く弾力性があり、古くは梓弓の材料として使われていました。
材の色は、辺材が黄白色、心材が紅褐色から桃褐色と、区別がはっきりしています。年輪は少し不明瞭です。重硬で緻密な木肌を持ち、乾燥や加工性は普通です。加工後は表面が滑らかで均一になり、家具材や内装材に適しています。
ただし、耐水性や耐朽性はあまり高くなく、虫害にも注意が必要です。
ミズメ材とは？特徴と産地
ミズメとは、落葉広葉樹の一種で、日本各地に広く分布しています。辺材と心材がほぼ同色で、赤褐色から紫褐色を呈するのが特徴です。その見た目から「赤身」とも呼ばれます。また、弾力性や柔軟性にも優れ、加工しやすい木材として知られています。ミズメの主な産地は、北海道から九州までありますが、中でも良質なものは北海道や東北地方で産出されます。
ミズメ材の木目と色
ミズメ材の木目と色
ミズメ材は、緻密で美しい木目が特徴です。木目には、優しく曲線を描く細やかなものと、やや大胆な模様を描くものとの2種類があります。色は、一般的に淡いクリーム色から淡い茶褐色をしており、木目によって濃淡が異なります。また、辺材と心材でわずかに色の違いがあり、辺材は心材よりも少し淡い色調をしています。ミズメ材の落ち着いた色合いと繊細な木目は、家具や内装材として人気があり、エレガントで温かみのある空間を演出します。
ミズメ材の強度と耐久性
ミズメ材の強度と耐久性
ミズメ材は、広葉樹の中でも比較的強度の高い木材です。衝撃や曲げに対して優れた弾力性を示し、家具や建具などの強度が必要な用途に適しています。また、腐りにくく、耐久性にも優れています。雨水や湿気にさらされても比較的劣化しにくく、水回り設備や外装材など、過酷な環境下でも使用できます。この耐久性は、ミズメ材に含まれるタンニンと呼ばれる成分が防腐効果を発揮するためです。
ミズメ材の加工性と仕上げ
-ミズメ材の加工性と仕上げ-
ミズメ材は加工性の高い木材として知られています。軟らかく切れ味が良いため、のこぎりやカンナでの加工が容易です。釘やビスも容易に打ち込めます。また、粘り強さがあるため、衝撃や曲げに強く、加工時に割れにくくなっています。
仕上げについても、ミズメ材は比較的容易です。木目がまっすぐで均一なため、塗装や着色も綺麗に仕上がります。また、吸湿力が低く、湿気に強いという特徴もあります。そのため、屋外での使用にも適しており、耐候性を高める処理を施せば、長期間美観を保つことができます。
ミズメ材の用途：家具や内装材まで
ミズメ材の用途ミズメ材は、その耐久性と美しい木目から、家具や内装材として広く活用されています。鮮やかな色が特徴の淡褐色の材で、経年変化で徐々に飴色に変化し、深みのある色合いを醸し出します。家具としては、テーブル、チェア、キャビネットなど幅広く用いられており、和洋どちらのスタイルにも調和します。また、床材や壁面材として採用され、空間をナチュラルでモダンな雰囲気に演出します。
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