ジャパニーズスタイルで飾る家とインテリア

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ジャパニーズスタイルで飾る家とインテリア

良い家をつくりたい。

ジャパニーズスタイルで「純和風」と「和モダン」の違いは何ですか?

建築とインテリア研究家

「純和風」は日本の伝統的な素材やインテリア要素を忠実に再現し、「和モダン」は現代の生活に合わせてモダンにアレンジしています。

良い家をつくりたい。

共通点はありますか?

建築とインテリア研究家

共通点は、木材、竹材、和紙などの日本の伝統的な素材を使用し、シンプルな直線的なフォルムのデザインを採用しています。

ジャパニーズスタイルとは。

「ジャパニーズスタイル」と呼ばれる家とインテリアには、大きく2つの流派が存在します。1つ目は、日本の伝統的な素材や装飾を忠実に再現した「純和風」。2つ目は、現代の生活様式に合わせたモダンなアレンジを加えた「和モダン」です。

両方の流派に共通するのは、素材として杉や栂など木材、竹、和紙、漆喰、籐といった古くから日本で使用されてきたものが多用されていること、格子のようなシンプルな直線的なデザインが用いられていることです。また、床に座ったり、座面の低い椅子を配置したりするなど、生活の視線が低いことも特徴です。

一方、色調はやや異なります。「純和風」では、濃い色の木材と藍染めの紺や漆の黒を組み合わせて、重厚な色合いがコーディネートされています。「和モダン」では、白木が中心で、生成りや白などの明るい色合いが用いられています。

ジャパニーズスタイル2つのスタイル

ジャパニーズスタイル2つのスタイル

和の粋を住まいに取り入れるジャパニーズスタイルは、大きく分けて2つのスタイルがあります。

一つは伝統的な和風スタイルで、障子や畳、ふすまなどの伝統的な素材と、シンプルな色使いが特徴です。このスタイルは、落ち着きがあり、日本の文化や美意識を体現しています。

もう一つはモダン和風スタイルで、伝統的な素材を現代的なデザインと組み合わせたものです。直線的なラインや、モノトーンやアースカラーなどの都会的な色使いが特徴で、伝統的な和風スタイルの温もりを保ちながら、現代的な生活様式にも適しています。

純和風の特徴

純和風の特徴

純和風を追求した家屋とインテリアには、特有の特徴があります。柱や梁など、家の骨組みを巧みに見せながら、障子や襖などの柔らかな仕切りで空間を区切ります。畳敷きの床や、障子の明かりが差し込む空間は、静謐さと調和を醸し出します。

また、自然を身近に感じられる造りが特徴です。縁側や坪庭を設けることで、四季折々の移ろいを室内から楽しむことができます。さらに、茶室や和室などの伝統的な空間を設けることで、日本文化の精神性を表現しています。こうした要素が調和し、日本の伝統美を体現した魅力的な空間を生み出しています。

和モダンの特徴

和モダンの特徴

和モダンの特徴は、伝統的な日本のデザインと現代的な要素を融合させたものです。自然素材、ニュートラルカラーシンプルなラインが特徴で、空間を調和のとれたミニマリストの雰囲気へと変えます。

日本の伝統的な要素を取り入れつつも、和モダンは機能性と快適さを重視しています。畳や障子などの伝統的な建築様式を取り入れながら、モダンな家具や家電を組み合わせて、伝統と現代が共存する住やすい空間を作り出します。

ジャパニーズスタイルの共通点

ジャパニーズスタイルの共通点

ジャパニーズスタイルの共通点には、以下のようなものがあります。

自然との調和自然素材を使用し、シンプルなデザインミニマルな装飾で、自然との一体感を表現します。

カラーコーディネートの違い

カラーコーディネートの違い

カラーコーディネートの違いにおいて、ジャパニーズスタイルでは控えめで自然な色が特徴です。伝統的な日本の家は、障子の柔らかな白、木のぬくもりのあるブラウン、土壁の柔らかなベージュなど、自然の要素を反映した色調で装飾されています。現代的なジャパニーズインテリアでもこの原則が受け継がれ、白、ベージュ、ブラウンをベースに、差し色として鮮やかなグリーンやブルーが加えられることが多いです。対照的に、西洋のインテリアは、より鮮やかで大胆な色使いが特徴的です。壁には原色やパステルカラーが使用され、家具やファブリックにはさまざまなパターンやテクスチャが取り入れられます。

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