見切り材で美しく機能的に!家のインテリアを格上げ

良い家をつくりたい。
先生、見切り材って何ですか?

建築とインテリア研究家
見切り材とは、床や壁などの異なる仕上げ材が接する部分に使用する化粧材のことです。段差や隙間を隠したり、見た目を良くしたりする役割があります。

良い家をつくりたい。
そうなんですね。防湿や防水の効果もあるんですか?

建築とインテリア研究家
はい、その通りです。見切り材は、湿気や水分の浸入を防いだり、材質の劣化を抑えたりする効果も期待できます。
見切り材とは。
家やインテリアの仕上げに使われる「見切り材」とは、床材と壁材の境界や、壁材と天井材の境界など、異なる仕上げ材が接する部分につける装飾材のことです。
この境界部分では、接する部材の材質が異なるため、隙間や段差が生じやすく、さらに地震や経年劣化で広がることがあります。そこで、見切り材の役割が重要になります。見切り材は見た目を整えるだけでなく、防湿・防水・劣化防止の効果もあります。
床に使用する場合は「床見切り材」、壁に使用する場合は「壁見切り材」と呼ばれています。見切り材の材質はさまざまで、塩ビシート製のものなどはコストが安く、素人でも簡単に取り付けることができます。
見切り材とは?

見切り材とは、異なる素材や色の壁や床の間のわずかな隙間や継ぎ目を隠すために使用される装飾的なストリップ状の部材です。その役割は単なる美観にとどまらず、埃や湿気の浸入を防ぐといった機能的な効果もあります。見切り材には木材、金属、ビニールなどさまざまな素材があり、幅や厚み、形状も豊富です。家のインテリアにアクセントを加えるための装飾品として、また、仕上げ材の不揃いを目隠しするための実用的なソリューションとして使用されています。
見切り材の役割

見切り材という部材は、家のインテリアにおいて重要な役割を果たしています。その役割とは、大きく分けて3つあります。1つ目は、異なる材料の接続部を美しく仕上げることです。例えば、床材と壁材の境目や、カウンターとシンクの隙間を埋めることで、より洗練された空間を演出します。2つ目は、空間の区分けをすることです。見切り材を縦または横に入れることで、空間を視覚的に分断し、それぞれのエリアの機能や雰囲気を明確にすることができます。そして3つ目は、建材の保護をすることです。見切り材は、壁や床の端部を衝撃や摩耗から守ることで、インテリアの耐久性を向上させます。
見切り材の種類

見切り材の種類
見切り材は、その用途や目的に応じてさまざまな種類があります。最も一般的なタイプは、床や壁の継ぎ目を隠すための「フローリング見切り」。その他にも、カウンターや家具の縁を飾る「トリム見切り」、窓やドアの隙間をふさぐ「カバー見切り」などがあります。素材は、木材、金属、樹脂などがあり、それぞれの特性や見た目が異なります。例えば、木材製の見切り材は温かみのある風合いですが、水に弱いので水回りには不向きです。一方、金属製の見切り材は耐久性に優れていますが、冷たく硬い印象を与えます。また、樹脂製の見切り材は軽くて耐久性があり、さまざまな色や形状が揃っています。
見切り材の施工方法

見切り材の施工方法は、その種類や設置場所に応じて異なります。一般的に用いられる方法として、接着剤での固定や釘打ち、木ネジでの固定があります。接着剤を使用する場合は、見切り材に接着剤を塗布し、設置場所に圧着して固定します。釘打ちや木ネジでの固定では、見切り材に釘や木ネジを打ち込んで固定します。
見切り材の設置の際には、素材に応じた適切な道具を用いることが大切です。木材や金属製の見切り材であれば釘打ち機や木ネジ用のドライバーを使用し、塩化ビニルやアクリル製の見切り材であれば専用のカッターや接着剤を使用するとよいでしょう。
また、材料の特性や設置場所の状況に応じて、見切り材を加工する必要がある場合があります。例えば、床材や壁材に合わせて長さをカットしたり、コーナー部分に斜めにカットして設置したりすることがあります。加工が必要な場合は、事前に必要な寸法を測定し、正確にカットを行いましょう。
見切り材の効果

見切り材の効果
見切り材は、単なる装飾ではなく、機能的な役割も果たします。床と壁の隙間を埋めたり、違う素材の境界線を目立たなくしたりすることで、家のインテリアを美しく格上げします。また、ゴミやホコリの侵入を防ぎ、衛生面でも効果的です。さらに、壁紙や床材の傷や汚れを防ぎ、インテリアの寿命を延ばすというメリットもあります。このように、見切り材は美観だけでなく、機能性や耐久性も向上させる重要なアイテムといえます。