敷居・鴨居の凸部分「畦」とは?

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敷居・鴨居の凸部分「畦」とは?

良い家をつくりたい。

「畦」って、家を建てる時に使う用語ですか?

建築とインテリア研究家

その通りです。具体的には、敷居と鴨居の間の凸部分のことを指します。

良い家をつくりたい。

溝と溝の間の凸部分のことだったんですね。他に関連する用語はありますか?

建築とインテリア研究家

はい、あります。溝の外側を「樋端(ひばた)」と言い、和室側を「内樋端」、反対側を外樋端」と呼びます。

畦とは。

「家屋やインテリアで使われる用語「畦(あぜ)」は、敷居や鴨居の溝と溝の間の突起部分を指します。また「島」と呼ばれることもあります。

東京近郊では、障子などの木製建具には「四七の溝」という仕様がよく用いられます。これは、7分(約21mm)の溝の間に4分(約12mm)の畦を挟むものです。ただし、建具の厚さによって、「三七の溝(3分溝と7分畦)」や「五七の溝(5分溝と7分畦)」といった異なる寸法が用いられる場合もあります。

畦に対して、溝の外側を「樋端(ひばた)」といい、和室側を「内樋端」、その反対側を外樋端と呼びます。」

畦とは何か

畦とは何か

敷居・鴨居の凸部分「畦」とは?

畦とは何か

「畦」とは、敷居と鴨居にある凸状の部分のことです。敷居は出入り口の下部に設置され、鴨居は上部に設置され、両者により部屋の出入口が形成されます。畦は、戸をスムーズに開閉するために設けられており、戸の上下を支え、戸が安定して開閉できるようにする役割があります。畦の形状やサイズは建築様式によって異なりますが、一般的には長方形や台形をしています。

畦の役割

畦の役割

畦の役割は、敷居や鴨居の凸部分として機能することです。この凸部分は、障子や襖などの建具をしっかりと保持し、スムーズに開閉できるようにします。また、柱との接合部を強化し、構造的な安定性を向上させます。さらに、室内の気密性を高め、外気やホコリの侵入を防ぐ役割も果たします。このように、畦は建具の機能と構造の両面において重要な役割を果たしています。

畦の寸法

畦の寸法

畦の寸法は、その用途や襖のサイズによって異なります。一般的に、敷居のの高さは10~15mm程度、鴨居のの高さは5~10mm程度となります。また、の幅は、敷居・鴨居の厚みと同じか、少し小さめにするのが一般的です。このの寸法が適切であることで、襖の開閉がスムーズに行えます。

畦と樋端の関係

畦と樋端の関係

-畦と樋端の関係-

敷居や鴨居の凸部分である「畦」と、軒先の軒先の出の部分である「樋端」は、密接な関係にあります。畦は樋端を支えるための構造物です。樋端は雨水を建物から離す役割がありますが、それだけだと荷重に耐えられません。畦が樋端の荷重を受け止め、敷居や鴨居に分散させているのです。

畦の用途

畦の用途

は、敷居・鴨居に設けられた凸部分のことですが、単なる装飾的な要素ではありません。重要な用途があります。畦の主な役割は、柱と敷居・鴨居を緊密に結合することです。これにより、構造が安定し、建物が地震やその他の衝撃から守られます。

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