シデ類とは?特徴や用途を解説

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シデ類とは?特徴や用途を解説

良い家をつくりたい。

シデ類について教えてください。

建築とインテリア研究家

シデ類はブナ目カバノキ科に属する被子植物です。弾力性があって曲げ木に向いており、家具や靴型の材料、燃料として使われます。

良い家をつくりたい。

シデ類は日本でどこに分布していますか?

建築とインテリア研究家

シデ類は日本全国に分布しており、雑木林でも見つけることができます。

シデ類とは。

「シデ」は、ブナ目カバノキ科の被子植物の総称です。日本各地の雑木林で見られ、サワシバ、アカシデ、イヌシデ、クマシデなどがその種類に含まれます。

シデの木材は柔らかく弾力性があり、曲げ加工に適しています。そのため、家具や靴材、薪や炭といった燃料として利用されます。また、シイタケの栽培基としても適しています。

木材の色はほぼ白く、耐久性はそれほど高くないため、建築用の構造材にはあまり使われません。しかし、樹皮のついた状態や、樹皮を剥がした後の凹凸のある風合いが趣深いことから、床柱(床の間の脇の装飾柱)としてよく用いられています。

シデ類の特徴

シデ類の特徴

シデ類の特徴とは、その名の通りシデ属の植物に共通する特徴を指します。シデ類は落葉広葉樹であり、常緑樹ではありません。葉は互生し、縁は鋸歯状または波状となっています。樹皮は赤褐色で、樹皮が剥がれ落ちると白っぽい樹肌が露出します。 また、シデ類は雌雄異株で、雄花と雌花が別々の株に咲きます。実には翼があり、風によって種子が運ばれます。シデ類は日本の各地に広く自生しており、山地や里山に生える落葉樹として知られています。

シデ類の種類

シデ類の種類

-シデ類の種類-

シデ類は、ブナ科ブナ属に属する落葉広葉樹の仲間です。世界中に約40種類が分布しており、その多くは温帯から亜熱帯地域で見られます。日本には9種類のシデ類が自生しており、関東地方のシデ、中部地方のアカシデ、九州のイヌシデなどが代表的な種類です。シデ類は、樹高が10〜20m程度で、幹は灰褐色または暗褐色をしています。葉は互生し、楕円形または卵形をしています。花期は4〜5月頃で、黄緑色の小さな花を咲かせます。果実は堅果で、秋に熟します。

シデ類の分布

シデ類の分布

シデ類の分布は、温帯から亜熱帯にかけて広くみられます。主にユーラシア大陸、北アメリカ、アフリカに分布していますが、南アメリカやオーストラリアには自生していません。また、シデ類は、乾燥した森林、落葉樹林、常緑広葉樹林など、さまざまな森林環境に生息しています。ただし、一部の種は、湿地帯や水辺でみられることもあります。

シデ類の用途

シデ類の用途

シデ類の用途は、その丈夫さと耐久性から多岐にわたります。建築材としては、橋梁や防波堤などの水辺の構造物に広く使用されています。また、家具や床材としても、その美しい木目が人気です。さらに、農具や工具の柄としても、衝撃や摩耗に強いことから好まれています。他にも、楽器の部材やスポーツ用品などにも利用されています。

床柱としてのシデ類

床柱としてのシデ類

床柱としてのシデ類は、その優美さと耐久性で知られています。シデ材は細く、真っ直ぐで、光沢があり、床柱の装飾的な要素として最適です。また、耐虫性、耐腐食性に優れ、長期間美しさを保つことができます。シデ材の床柱は、伝統的な日本家屋だけでなく、モダンなインテリアにも調和します。その存在感は、空間に品格と洗練された雰囲気をもたらします。

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