家とインテリア用語：『けらば』を徹底解説
良い家をつくりたい。
先生、けらばという用語について教えてください。
建築とインテリア研究家
けらばは、切妻屋根や片流れ屋根の屋根の端部のことですよ。軒は地面と平行な屋根の端部ね。
良い家をつくりたい。
分かりました。けらばの役割は何ですか？
建築とインテリア研究家
日差しや雨水の侵入を防ぐことだよ。けらばがあると、室温の低下や建材の劣化を防いだり、雨を防いだりすることができるんだ。
けらばとは。
家やインテリアの用語で「妻」（つまずき）とは、切妻屋根や片流れ屋根で屋根の両側の端の部分を指します。これに対し、地面と平行になる屋根の端は「軒」または「軒先」と呼ばれます。寄棟屋根や方形屋根には妻がないため、雨樋が全方向に取り付けられており、基本的に妻はありません。
妻は通常、屋根材、破風板、水切り金具などで覆われています。一方、軒先は雨樋が設けられることが多いです。妻の役割は主に、日光や雨水の建物への侵入を調整することです。
たとえば、妻がないと夏の強い日光が窓や外壁に直接当たり、室温が上昇したり、紫外線によって内外装材が劣化しやすくなります。また、妻があれば、小雨程度であれば雨水が室内に入るのを防ぐことができます。
『けらば』とは？
「けらば」とは、屋根の両端で、庇や妻壁から突き出ている部分のことです。雨水を流したり、屋根の強度を増したりといった役割があります。形状は、垂木などの屋根材がそのまま伸びている「垂木けらば」や、別途板材を付け加える「板けらば」などがあります。また、軒先と棟とのつなぎ目にある「軒けらば」や、妻側にある「妻けらば」など、位置によって呼び方が異なります。
けらばの役割
けらばの役割とは、屋根の一番端の部分を指し、建物の耐久性や見た目を保つために重要な機能を果たしています。主な役割は以下の通りです。
* -雨水の排出-けらばは、雨水を屋根から樋に排出する経路を提供します。雨水が屋根にたまりすぎないようにし、建物の壁や基礎への浸水を防ぎます。
* -風圧への抵抗-けらばは、屋根に横方向からかかる風圧を分散させます。これにより屋根の歪みや破損を防ぎ、建物の構造的安定性を維持します。
* -美観の向上-けらばは屋根の端を縁取り、建物の外観にアクセントを加えます。さまざまな形状や素材で設計されており、建築デザインの重要な要素となっています。
けらばの構造
けらばの構造は、屋根の最も高い部分と側面のつながり方を指します。けらばの構造にはさまざまな種類があり、屋根の形状やデザインに影響を与えます。最も一般的なけらばの構造には、軒先と同じ高さで屋根を切る「妻けらば」、軒先より少し高く屋根を切る「片流れけらば」、両側の軒先を結ぶように屋根を切る「入母屋けらば」があります。
けらばの種類
-けらばの種類-
けらばには、形状によってさまざまな種類があります。最も一般的なのは寄棟けらばで、屋根の頂点が4方に寄った形をしています。切妻けらばは、屋根の頂点が2方に寄った形です。また、両側の屋根の勾配が異なる片流れけらばや、屋根が湾曲している曲り妻けらばもあります。さらに、屋根の頂点が尖った千鳥破風や、水平に伸びた水平けらばなど、装飾的な形状のけらばもあります。
けらばのメンテナンス
-けらばのメンテナンス-
けらばは定期的なメンテナンスを実施することで、寿命を延ばし、住宅の保護を確保できます。 塗装は3～5年ごと、コーキング補修は5～7年ごとに必要な場合があります。また、瓦やスレートが破損したり、ずれたりしていないか、定期的に点検する必要があります。破損が見つかった場合は、速やかに交換または修理を行うことにより、雨水の浸入を防ぐことができます。
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