PP分離とは？家とインテリアの用語を解説

2024-03-21

PP分離とは？家とインテリアの用語を解説

良い家をつくりたい。

先生、『PP分離』ってどういう意味ですか?

建築とインテリア研究家

『PP分離』はね、パブリック（公共の空間）とプライベート（私的な空間）を分ける間取りのことで、パブリック空間とプライベート空間を廊下で区切って配置するんだ。

良い家をつくりたい。

マンションや一軒家でも使われるんですか?

建築とインテリア研究家

そうだね。マンションでは、玄関から左右にそれぞれパブリック空間とプライベート空間を配置するのが一般的で、一軒家では1階にパブリック空間、2階にプライベート空間を配置することが多いよ。

PP分離とは。

住まいにおける間取りの区分け方で「PP分離」というものがあります。これは、「パブリック（LDKや客間など）」と「プライベート（寝室や浴室、洗面所など）」を廊下などで隔てて配置した間取りのことです。

たとえば、マンションでは玄関から向かって右側にパブリック空間、左側にプライベート空間を配置するのがPP分離の代表例です。また、一戸建て住宅では1階にパブリック空間、2階にプライベート空間を配置する場合などがPP分離に当たります。

PP分離とは何か

PP分離とはインテリアと建築の分野で使用される用語で、パーソナルスペース（PP）とパブリックスペース（PS）を物理的に分けることです。家庭では、PPは寝室やバスルームなどのプライベートなエリアを指し、PSはリビングルームやダイニングルームなどの共有エリアを指します。

マンションにおけるPP分離

マンションにおいて、PP分離（プランニング・パーテーション分離）とは、居住のためのスペース（プランニング）と、それを囲む壁や床といった仕切り（パーテーション）を分離することを指します。具体的には、マンションの躯体部分となる壁や柱、床は共有財産となり、住戸内の仕切りは専有財産となります。これにより、住戸内の間仕切りや設備を変更する自由度が高くなり、住む人のライフスタイルや好みに合わせて柔軟に空間をカスタマイズすることができます。また、建物の構造体と住戸内のスペースが分離されているため、将来的な修繕やメンテナンスの費用を軽減できるというメリットもあります。

一戸建て住宅におけるPP分離

一戸建て住宅におけるPP分離とは、住宅の構造と室内の間取りを分離する設計手法です。この手法により、構造上の制約を受けずに自由な間取りを計画できます。例えば、壁を撤去して大空間を作り出したり、スキップフロアを取り入れたりするなど、設計の自由度が高まります。また、構造体と室内のレイアウトを独立させることで、耐震性能の向上や、将来的な間取り変更の柔軟性にもつながります。

PP分離のメリット

PP分離は、間取りの設計やインテリアにおいて効果的な手法です。主なメリットとして、次のものがあります。

・空間の柔軟性PP分離によって、各部屋を独立した空間にしつつも、必要に応じて接続することができます。これにより、ライフスタイルの変化や家族構成の変化に対応しやすくなります。
・採光性の向上各部屋が独立しているため、それぞれの部屋に窓や開口部を設けることができます。これにより、自然光を十分に取り入れ、明るい空間を実現できます。
・プライバシーの確保PP分離は、各部屋を独立させることでプライバシーを確保できます。子供部屋や寝室など、プライベートな空間は他の部屋から遮断されます。