ブルックリンスタイルとは?特徴とコーディネートのコツ

良い家をつくりたい。
ブルックリンスタイルの特徴を教えてください。

建築とインテリア研究家
ブルックリンスタイルは、インダストリアルスタイルとも呼ばれていて、レンガやコンクリートなどのビンテージ感のある素材を使用しています。

良い家をつくりたい。
家具の特徴はありますか?

建築とインテリア研究家
革のソファやアイアン製の椅子、無垢材のテーブルなどを用い、黒や濃い茶色などのダークカラーを多用しています。
ブルックリンスタイルとは。
「ブルックリンスタイル」は、アメリカのニューヨーク州ブルックリン発祥の住まいとインテリアに関する様式です。かつて工場や倉庫が多かったエリアということもあり、「インダストリアルスタイル」とも呼ばれます。
特徴的なのは、内装にレンガやタイル、コンクリート、古材などのヴィンテージ感のある素材を用いることです。そこに革のソファ、アイアンの椅子や照明、無垢材のテーブルやチェストを配置し、黒やこげ茶などダークな色調でスタイリッシュにまとめます。
他のインテリアスタイルと異なり、ファブリックはラグやクッションなど一部に抑えられています。カラーパレットも黒やグレーなどの無彩色と白が中心となっています。
ブルックリンスタイルの起源と特徴

ブルックリンスタイルは、ニューヨークのブルックリン地区に由来するインテリアデザインのスタイルです。歴史的に、ブルックリンは移民や芸術家の居住区として発展し、彼らの多様な文化と美意識が独特のスタイルを形成しました。
ブルックリンスタイルの特徴は、ヴィンテージやインダストリアルな要素との融合です。レンガやコンクリートのむき出しの壁、金属製の家具、アンティークの家具が特徴的に見られます。また、開放感のあるプランと、多量の自然光を取り入れる大窓が取り入れられていることが多いです。
ブルックリンスタイルのインテリア素材

ブルックリンスタイルのインテリア素材は、工業的で荒々しい雰囲気を醸し出しています。むき出しのレンガや金属、木材などが多用され、無骨さと温かみのあるコントラストが特徴です。床はコンクリートやリサイクル木材が一般的な選択肢で、壁にはレンガやコンクリートパネルが採用されることもあります。また、鉄製の家具やヴィンテージの金属製の照明器具がアクセントとして使用され、インダストリアルな雰囲気を強調しています。
ブルックリンスタイルの家具と照明

ブルックリンスタイルの家具は、古くて個性的な風合いが特徴です。再利用された木の家具や、革や金属製のアクセントを加えることで、インダストリアルシックな雰囲気を演出できます。照明は、むき出しの電球や銅製のシェードを使用することで、工場のような雰囲気を醸し出せます。また、オーバーサイズのソファやビンテージ調のラグは、部屋を居心地の良い空間に仕上げます。
ブルックリンスタイルのカラーコーディネート

ブルックリンスタイルのもう一つの特徴的な要素は、カラーコーディネートです。このスタイルでは、主にニュートラルカラーが使用され、白、黒、グレーといった控えめな色調が基調となります。アクセントとして、レンガ色やターコイズ、マスタードといった、ブルックリンの産業的ルーツを連想させる色を使用します。これらの鮮やかな色は、小物や家具のアクセントとして取り入れ、空間をより活気に満ちたものにします。壁にレンガを露出させたり、ターコイズ色のソファを置いたりすることで、ブルックリンのインダストリアルな雰囲気を演出することができます。
ブルックリンスタイルのファブリックの使い方

ブルックリンスタイルでは、ファブリックの選択が雰囲気を左右します。ヴィンテージやユーズド感の強いファブリックを取り入れることで、味わい深くこなれた印象になります。リネン、キャンバス、コーデュロイなどの天然繊維が好まれ、レザーやビロードなどの高級感のある素材もアクセントとして効果的です。柄や色は、レンガ色、ネイビー、モスグリーンなどのアースカラーや、モノクロやストライプなどのシンプルで飽きのこないデザインが定番です。