可動間仕切りで空間自在!インテリアの自由度UP

良い家をつくりたい。
先生、「可動式間仕切り」について教えてください。

建築とインテリア研究家
「可動式間仕切り」は、部屋やスペースを仕切るもので、簡単にレイアウトを変更できるものです。

良い家をつくりたい。
固定された壁ではないのですね。

建築とインテリア研究家
そうです。アコーディオンドアやスライディングドアなどの「移動間仕切り」とは異なり、収納機能を備えた「可動式収納家具」もあります。
可動とは。
住宅やインテリアの分野で用いられる用語「可動」について説明します。
可動間仕切りとは、部屋や住居内のスペース(キッチン、洗面所、リビングなど)を区切る間仕切りの一種です。固定された壁ではなく、簡単な施工や工事でレイアウトを自由に変更することができます。
これに対して、アコーディオンドアやスライディングドアのように開閉によって空間を区切る建具は「移動間仕切り」と呼ばれています。
近年では、可動間仕切りに収納機能を持たせた「可動式収納家具」も開発されています。
可動間仕切りのメリットと種類

可動間仕切りのメリット
可動間仕切りは、空間を柔軟に分割したり、つなげたりできるという大きなメリットがあります。部屋の用途や利用人数に応じて、間仕切りを動かして最適な空間構成を実現できます。また、採光や通風を調整することができ、空間を快適で開放的に保つことができます。さらに、家具の配置の自由度が高まるため、インテリアのレイアウトを自由に楽しめます。
可動間仕切りの種類
可動間仕切りには、引き戸タイプ、折りたたみタイプ、回転タイプなど、さまざまな種類があります。引き戸タイプは、狭いスペースでも設置できるのが特徴で、開き戸タイプのドアよりも空間を効率的に利用できます。折りたたみタイプは、コンパクトに収納できるため、一時的に間仕切りが必要な場合に便利です。回転タイプは、視覚的な開放感があり、広々とした空間づくりに適しています。
移動間仕切りとの違い

可動間仕切りと移動間仕切りは一見類似していますが、実質的には異なる特徴を持ちます。
可動間仕切りは、壁のように設置され、部屋を仕切るための固定構造です。一方、移動間仕切りは、折り戸や引き戸などの可動式パネルで構成され、部屋のレイアウトを柔軟に変更できます。つまり、可動間仕切りは部屋を恒久的に仕切りますが、移動間仕切りは一時的に空間を仕切るのです。
可動間仕切りを使った間取りの工夫

住まいをより快適で機能的にするため、可動間仕切りを取り入れることが注目されています。可動間仕切りとは、部屋の間仕切りを自由に移動させられるもので、空間の使い勝手を大きく向上させることができます。
可動間仕切りを活用した間取りの工夫としては、例えば以下のようなものがあります。
* -間仕切りで空間を柔軟に調整-可動間仕切りを使えば、部屋を簡単に区切ったり、つなげたりできます。これにより、その時々のライフスタイルやシーンに合わせて、空間をフレキシブルに使い分けることができます。
* -収納スペースの確保-可動間仕切りには、収納スペースを備えたタイプもあります。このタイプであれば、間仕切りの移動に合わせて、収納スペースも一緒に移動できるので、空間を無駄なく活用することができます。
* -採光や通風の確保-可動間仕切りの中には、透明や半透明の素材を使用したタイプもあり、これを使えば、間仕切りを閉じた状態でも、採光や通風を確保することができます。これにより、閉塞感のある空間を避け、快適な環境を保つことができます。
インテリアとしての可動間仕切り

住宅のインテリアとしての可動間仕切り活用が増えています。可動間仕切りは、部屋を分割したりつないだりする機能だけでなく、インテリア性の高いデザインも豊富です。
たとえば、木製のパーテーションは温かみのある雰囲気を演出する一方、ガラス製のパーテーションは開放感と明るさを与えます。さらに、スクリーンやカーテンを取り付けることで、部屋の雰囲気をガラリと変えることも可能です。
可動式収納家具で空間を有効活用

可動式収納家具を活用することで、空間を効率的に使うことができます。棚や引き出しなどが移動可能で、収納するものを変えたり、部屋のレイアウトを変えたりする際に簡単に調整できます。例えば、スタッキング可能な棚は、必要に応じて積み重ねたり、バラバラにしたりすることができますし、キャスター付きの引き出しは、物を運ぶのが簡単になります。また、ワードローブやクローゼットを可動式にすれば、衣類の収納量に合わせて棚の高さを変更したり、部屋のサイズに合わせてサイズを調整したりできます。